- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101282121
感想・レビュー・書評
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名古屋人がやっつけで書いた『大胆不敵東京案内』は笑った。書くことない地域については正直にそう書く勇気。
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清水義範らしい、ちょっと偏屈なところがある小説。
爆笑と書いているけどどちらかといえば「クスッ」と笑う感じの作品となっている。これくらいの長さが一番読みやすい作家でもある。 -
最近,本を処分せざるを得なくなり,処分前に本を再読するということが多くなりました。この本もそういう理由で読んだ本です。清水義規は確か高校3年生くらいのときに「国語入試問題必勝法」が売れていて面白いなと思って読み始めたのが最初だと思います。パスティーシュ作家という売り方をしていたような気がします。この河馬の夢は短編集ですが,当時のこの作者の本と同じように非常にテンポよく読め,かつ発想もとても面白い本です。最近はあまりこういう,読みやすい本をみないような気がします(単に私が読んでいないだけかもしれませんが)。最近こういう
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期待していたとおりのことを、過不足なく与えてくれる短編集。いつも通りのおもしろさと、いつも通りの物足りなさ。物語的な興味はあまりなく、どんな文体で、どんな文章を持ってくるかの方に興味が出てしまうのは、この人の味だから当然。そういった意味では、「こだま電話相談室」「読者の便り」がおもしろく、その一方で、どれとは言わないけど、最初から先が読めてしまうものも幾つかあった。
2005/9/2 -
<table style=\"width:75%;border:0;\" border=\"0\"><tr><td style=\"border:none;\" valign=\"top\" align=\"center\"><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101282129/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\"><img src=\"image/noimage.gif\" alt=\"河馬の夢 (新潮文庫)\" border=\"0\"></a></td><td style=\"padding:0 0.4em;border:0;\" valign=\"top\"><a href=\"http://blog.fc2.com/goods/4101282129/yorimichikan-22\" target=\"_blank\">河馬の夢 (新潮文庫)</a><br />(1994/09)<br />清水 義範<br /><br /><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101282129/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>近所に救急車が来たりすると、一番に飛び出してくる、面倒見のいい出しゃばりのおっちゃんたちを描く表題作。
TVクイズ番組の取材スタッフのアブナイ内幕「世界の国からこんにちは」。
ラジオ電話相談室の回答者を恐怖の質問が襲う「こだま電話相談室」。
一名古屋じんの独断と偏見で書く「大胆不敵東京案内」。
――鋭い観察眼と究極のユーモアを武器に、必ず誰をも笑わせる爆笑小説8連発。</strong></p></blockquote>
上記に紹介されているほかに、「帰国子女京都観光ガイド」 「急がば回れ」 「読者のお便り」 「アホダラ教」
どの作品も、着眼点が著者ならではであり、その絶妙さに思わずクスリと笑ってしまう。
そんなばかな、というものもあれば、思わず頷かされてしまうものもあり、ところどころにブラック感も漂っていたりして、まったくもって面白い一冊である。 -
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