29歳 (新潮文庫 み 43-50)

  • 新潮社
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本棚登録 : 549
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101285733

感想・レビュー・書評

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  • まさにいま29でした。
    ナオコーラの本屋の店員さんの話が一番好き。29って上に上がってきたり、周りは結婚したりで、微妙なタイミングってのをまさに表している一冊。

  • 表題の年齢に近づいているという理由でプレゼントしてもらった。
    生きていればハッピーエンドなんていうわけではなく、続いていくものなので、もやもや感はなるほどな~と思うも、不倫をしていることがお決まりなのか?!そこに違和感を感じてしまった。それって、ステレオタイプの枠にとらわれ過ぎなんじゃないのかしら。

  • アンソロジーは当たり外れがよくあるけど、これはどれもそれなりに楽しく読めた。宮木さんと栗田さんは他の作品も読んでみたいと思った。

  • 山崎ナオコーラさん、柴崎友香さん、中上紀さん、野中柊さん、
    宇佐美游さん、栗田有起さん、柳美里さん、宮木あや子さんの
    8人の女性作家による短編集です。

    主人公は全て29歳の女性です。
    29歳のそれぞれのリアルを書くというのがコンセプトのようで、
    いろいろな29歳が描かれています。

    この中に誰一人としてすごく幸せな主人公は出てこないんですけど、
    かえってそれがわかるわかると共感してしまう部分なのかなと思ったりしました。
    世の中のしがらみは多いけど、
    そのしがらみとうまく付き合う方法を見つけるようなお年頃なのかもしれません。

    この中で好きだったのは、野中柊さんの『ひばな。はなび。』ですね。
    これはちょっと最後は幸せな方向へ向かう終わり方だったので印象に残ってます。
    続きがあったら読みたいなと思ったけれど、
    短編なのでやはり続きはありませんでした。残念。

  • 120324

  • べつに25歳でも変わらない気がする。。

  • あと数年で29歳かぁ…、って事でタイトルに惹かれて買ってみたけど、全体的に、スッキリとしない終わり方のものが多くて、モヤモヤしてしまう。不倫の話も多いし、個人的にはあんまり楽しめなかった。

  • 店頭で見つけて期待を胸に即買いしました。
    が・・・・読んでみると、う~ん。
    個人的にどの話しも、意図を消化しきれず読み終えてしまいまいました。
    背中を押してくれる系の話しを想像していたのがいけなかったのか、
    若干、全体的に「雨のち曇り」的な終わり方です。
    だからか、スッキリしない。。。。
    けど、『憧憬☆カトマンズ』の話しは好きでした。あの話しのテンポが好き♪

  • 29歳。みんな独身。不倫の話が多い。私はまだ20代半ば。もしかしたらこんな人生が待っているのかも?

  • 29歳の女子たちの等身大ストーリーオムニバス。山崎ナオコーラ、柴崎友香、中上紀、野中柊、宇佐美游、栗田有起、柳美里、宮木あや子のラインアップ。栗田さんは初読だがなかなか好き。宮木あや子はやはりよい。他はまちまち。

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著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』(河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』(講談社)、『長い終わりが始まる』(講談社)、『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)、『昼田とハッコウ』(講談社)などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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