モタ先生と窓際OLの心がらくになる本 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101295916

感想・レビュー・書評

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  • 患者からの相談と医師からの回答 (処方箋) という形でまとめてあるので解かりやすい。患者役が女性ということもあって女性視点の内容が多いのがまた嬉しい。

  • まぁ,そんな感じで。

  •  楽しく読ませてもらいました。

  • たまたま手に取ったほんだけれど、自分に当てはまる悩みがこれでもかというほどにポンポンでてきて、とてもためになった。欲望世代の私。欲望は前に進む原動力にもなるけれど、過ぎたるは及ばざるが如し。今は小欲知足ぐらいを心がけるとちょうどいいバランスを保てるのかもしれない。直接的な物言いをしてしまう私にとって、ケースごとに出てくる会話の例文はなるほどと唸るものばかり。参考にして、使ってみよう。そして、最後の子育てに関する章に身をつまされた。親の役割は子供を守ること、そして子供が社会に出た時に、一人で生きていけるだけの力をつけること。子供には子供の人生がある。三歳までにありったけの愛情を注ぎ、そこからはサポーターとして少しずつ距離をとりながら見守って行く。難しいけれどこの姿勢を忘れずに自戒していきたい。

  • 「モタ先生と窓際OLの心がらくになる本」3

    著者 斎藤茂太、斎藤由香
    出版 新潮社

    p19より引用
    “みんな、ただ海外に行くんじゃ満足できなくて、他人とはちょ
    っと違う自分だけのオリジナルプランを大切にする。”

     精神科医とその姪でOLの著者二人による、仕事や人間関係の悩
    みに応える一冊。「モタ先生と窓際OLの人づきあいがラクになる
    本」の改題文庫版。
     心の呪縛についてから細かいストレスについてまで、一問一答
    形式で書かれています。

     上記の引用は、きりのない欲望について書かれた項での一文。
    皆と同じが嫌だといって違うことをするようにしていけば、その
    うち旅行先が無くなってしまうのではないでしょうか。けれど、
    地球上に人のいっていない所が無くなって、宇宙旅行が当たり前
    になり、お手軽な値段でいけるようになるのだとしたら楽しみで
    はあります。私は土産話だけで十分ですが。
     著者の一人・茂太氏は、この本の完成一週間前に亡くなられた
    そうです。九十歳だったそうなので、大往生と言っていいのでし
    ょうが、惜しい方をなくしたと思います。

    ーーーーーー

  • 今を楽しみ、問題を先延ばしにすると例えば結婚、出産とかしたいのに、先延ばしにすると更年期障害などになりやすい、精神障害になりやすいと書いてあって 確かに・・・と思った。
    今年こそ先を考えられるパートナーと一緒にいられるように考える!!
    と決めた!!うん・・・やっぱり私は結婚したいし、なにより自分の分身と逢ってみたい!!だから今年こそまじめに結婚しようと思う。
    ★できるだけたくさん本を読み、美しいものに触れ、思いやりを持って人に接する。当たり前のことをいっていると思うでしょうが、そういうことの積み重ねが本当に人を美しくするんです。
    ★考えるのを先延ばしにしていたら精神的にどっと落ち込んでしまうことがあるんですよ。また本人は気にしていないつもりでも、更年期障害がひどくなるケースも多い。”なんとなく先延ばし”で生きてきた人ほどうつ状態になったりイライラしたりといった精神状態が強く現れる傾向があるらしい。ちゃんと悩んで考えないと後でツケが回ってきちゃう。。。

  •  最初、この本の「窓際OL」はそんなに窓際でもないのでは? と感じた。私から見ればずいぶんと恵まれているように思う。
     けれども、読み進めば「みんなどこかしらで辛い」ということが記されていて、「はたから見れば幸せ」と見える人でも、「そんなこともない」と分かる。

     そうして読了する頃には「自分の状況を冷静に見なさいね」とモタ先生に言われているような気分になった。
     辛いときに読んで楽になる本じゃないと思うけど(それこそ「私の方が辛いんだから!」となりそう)、平時にさっと読んでおくといい本。

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著者プロフィール

1916年、東京に生まれる。精神科医、エッセイスト。歌人・斎藤茂吉の長男。作家・北杜夫の兄。父の跡を継いで東京・府中の斎藤病院院長を務めるかたわら、テレビ出演や講演、作家活動を活発に行う。人間味あふれる話し方、卓越した人柄で多くの人を魅了し、「モタさん」の愛称で親しまれた。
著書には『いい言葉はいい人生をつくる』(成美文庫)ほかベストセラー多数。2006年逝去。

「2022年 『折れない心をつくるいい言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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