モタ先生と窓際OLの心がらくになる本 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101295916

感想・レビュー・書評

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  •  楽しく読ませてもらいました。

  • たまたま手に取ったほんだけれど、自分に当てはまる悩みがこれでもかというほどにポンポンでてきて、とてもためになった。欲望世代の私。欲望は前に進む原動力にもなるけれど、過ぎたるは及ばざるが如し。今は小欲知足ぐらいを心がけるとちょうどいいバランスを保てるのかもしれない。直接的な物言いをしてしまう私にとって、ケースごとに出てくる会話の例文はなるほどと唸るものばかり。参考にして、使ってみよう。そして、最後の子育てに関する章に身をつまされた。親の役割は子供を守ること、そして子供が社会に出た時に、一人で生きていけるだけの力をつけること。子供には子供の人生がある。三歳までにありったけの愛情を注ぎ、そこからはサポーターとして少しずつ距離をとりながら見守って行く。難しいけれどこの姿勢を忘れずに自戒していきたい。

著者プロフィール

1916年、東京に生まれる。精神科医、エッセイスト。歌人・斎藤茂吉の長男。作家・北杜夫の兄。父の跡を継いで東京・府中の斎藤病院院長を務めるかたわら、テレビ出演や講演、作家活動を活発に行う。人間味あふれる話し方、卓越した人柄で多くの人を魅了し、「モタさん」の愛称で親しまれた。
著書には『いい言葉はいい人生をつくる』(成美文庫)ほかベストセラー多数。2006年逝去。

「2022年 『折れない心をつくるいい言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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