- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101297712
感想・レビュー・書評
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2023.7.4 読了 ☆3.2/10.0
『そしてバトンは渡された』が良すぎたせいか、そしてその後に読んだ『君が夏を走らせる』『春、戻る』が良かったせいか、この人の本は読みやすくて自分に合ってるかもしれないと思い始めた頃だったけど、どうにもこの本はページ数も薄いからか、いや、薄すぎるせいか、内容もほとんど響かなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大切な友達におすすめされた本。
朝起きて、今日が終わることを願いながら時間が過ぎるのをただただ待つ。その気持ちわかるなあと心を痛めながら読み進めるも、自殺失敗後、田舎のゆったりとした時間の流れ、周囲の気楽な大雑把さ、命との向き合い、自然の包容力、そういったものに心安らいでいく様子が描写されればされるほど、不自然なほどに物事がうまく進んでいく居心地の悪さを感じてしまった。原田マハさんの生きる僕らを心地悪さに負けて途中までしか読めなかったのと同じ感覚。
そのまま読み進めていって、ある程度予測できる内容に結末も終着。
「自分のこと繊細やとか、気が弱いとか言うとるけど、えらい率直やし、適当にわがままやし、ほんま気楽な人やで」っていう、物語終盤の田村さんの言葉がちょっと胸に刺さった。私も、辛い辛いと自分の負の感情に気づくのだけは一丁前だけど、案外図太いという自覚があるのでチクチク。
自己嫌悪。
希望の持てるような終わり方だとは思うんだけど、
いろいろ主人公の嫌(だと私が感じる)ところと自分を重ね合わせてしまって、そして、物語全体の出来レース感を感じてしまって何ともモヤモヤ。
でもこの本を勧めてもらえたということが嬉しい。
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自殺しようと北へ向かい、睡眠薬を2週間分飲んだけど死ねず、その土地で心身を回復させる、若い女性、千鶴のお話。
うーん、作者は本気で死にたいと思ったことがないのかなぁと感じた。そもそも、この主人公は本気で死にたいとはならないタイプじゃないかな。
ただ、遠くに行きたくはなりました。 -
薄~いこの本、令和最初のダービーデーに読み進み、読み終わる。
仕事にも人付き合いにも倦んだ主人公が、山奥の民宿で睡眠薬自殺を図るも果たせず、ブラブラと民宿で時を過ごす内に再び生きることを決意するという筋立て。
始まった時から結末は見えているお話をどう読ますかだが、田舎の生活に嵌ってしまうのではなく、都会に帰っていくというのは、まあいい方かなと思った。
ただ、作者のあとがきを読むと、自ら教員として経験した話をシチュエーションを変えてなぞっただけのお話にも見え、正直、多少鼻白んだところはあり。 -
仕事や人間関係で悩み追い詰められた若いOLが死に場所を求めて山奥のある民宿に辿り着く。睡眠薬で安易に死のうとするが失敗する。しかし民宿の主"田村さん"と出会い再度人生を見つめ直す。むさ苦しく大雑把でガサツ。裏表のない男に自然や人々との触れ合い、自給自足の術、讃美歌、そして吉幾三(笑)を学ぶ。心の栄養補給をした彼女は改めて人生の荒波に再度立ち向かう人生の応援歌的な話。著者が実際に過ごした丹後地方の体験が描写にリアリティを出している。
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■書名
書名:天国はまだ遠く
著者:瀬尾 まいこ
■概要
仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の
千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、
睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民
宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大
自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分
の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。
(From amazon)
■感想
どうなんでしょう?これは・・・・
自殺の動機がよく分からない。現代社会に疲れたのは分かる。
ただし、自殺の本気度が最初から無い。
本気で睡眠薬で死のうと思えば、致死量ぐらい確認してから飲むだ
ろう。
本当に死にたいならね。
他の自殺案が実行出来ないというのは、性格という解釈で理解できる
が、本当に本気であればね・・・・
最初から、失敗して欲しいという気持ちがあるから、失敗したので
しょう。
後、彼氏の存在もはっきり言っていらない。
意味の分からない関係だし、別にいなくても作品として全く困らない。
もう少し、一人ひとりを丁寧に描いて入れば面白かった気がしますが
このままでは、あまり読む意味がありません。
最後も、結局逃げ場を残して、人に甘えて生きていこうとしている姿
で終わっています。
この内容では、"ただの甘えた女が、自殺に失敗し、結局は人に甘
えて生きていく事を決心する"話です。
つまらないです。 -
図書館の神様という本で気になった作家さん。
なので、期待しすぎたかも。
悪くはなかったけど・・・。
都会で人間関係に疲れて自殺するしか考えられなくなっちゃった女の人が誰も知らない所の民宿で死のうとして泊まって、結局死ねなくて・・・。-
コメントとハート、どうもありがとうございます。
瀬尾さん、私も最初調べたときに思ったより沢山の本があって驚きました。ほんの少しですが、...コメントとハート、どうもありがとうございます。
瀬尾さん、私も最初調べたときに思ったより沢山の本があって驚きました。ほんの少しですが、お力になれたようで嬉しいです。
「図書館の神様」は読もうか悩んでいたところでした。是非読んでみたいと思います!
「優しい音楽」「卵の緒」など、短編集も何冊か出ているので、是非お気に入りを探してみて下さい。
お薦め頂き、ありがとうございました!2011/12/05
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読みやすい。でも、あまり響かなかった。
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描写、ストーリーが浅いように感じたので星2。
短編小説なのでしょうがないのかと思いながら、紹介レビューは期待はずれでした。