自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 477
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101298511

作品紹介・あらすじ

あの日、僕は、親友の草太、伸男と、自転車で走り始めた。生まれ育った南房総の風ケ丘から、目指すは大都会・東京。新世界への旅立ちだ。喜びや挫折を味わいながら、僕らは夢に向け、ペダルをひたすら漕ぎ続けた。仲間と、東京から日本海を目指す自転車ラリーを完走した。もちろん素敵な恋もした。単行本版『自転車少年記』の構想を元に新たに書き下ろされた、爽快無比の成長小説。

感想・レビュー・書評

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  • 私自身、自転車好きで通勤や、休日も移動手段として乗っているので、この小説を古書店で見つけたときは、直ぐに買って読み始めました。昇平、草太、伸男の幼なじみの三人が千葉の風が丘から東京へサイクリングにいくところから物語が始まります。3人各々のその後の人生と関わりが書かれていて、読後は爽やか感じが残り、気持ち良く風をきってサイクリングした気持ちになりました。

  • 結構面白かった記憶

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB10058875

  • 物語としてはすらすら読めるが、読み終わってふーんで終わる感じ
    本当に少年記とあるように日記のような、あったことをつらつらと書いてあるだけという印象
    また、あったことを綴る形式なだけあり説明口調なのが時々すごく気になる
    細かい描写が好みの人にはいいのかもしれない…

  • 自転車には非常に興味があって、高校時代には200キロ程度のサイクリングにも行ったりしたし、30代のしばらくはクロスバイクで自転車通勤もした。だが最近は他の趣味に時間を取られて、きちんと自転車に乗る暇がなく、せいぜいママチャリでジムに行く程度。

    でも、自転車って乗ったら絶対オモロいと思うねんなぁ。人間の脚力だけで時速60キロくらい出せるなんてそうそうない(あとはスキースノボくらいか?)し、エコだし、乗り物であり、スポーツであり、実用であり、趣味であり…

    そんな自転車とともに人生を送る主人公昇平の物語。とはいってもガチな自転車競技のシーンはなく、生活の中に自転車が寄り添っているという感じ。その描写がまた実にいいんよなぁ。
    初めての下り坂、大人への区切りで走る東京への道、失恋に決着をつけるためにいく仙台。八海ラリー…、自転車ではなく、トレッキングだったりジョギングだったり、俺も競技は違っても気持ちが分かる。あぁ、俺もこういうチャレンジをやってみたいねんなぁ。

    ところで、なんと、この文庫本と単行本では内容が違うらしい。(一部被る)
    登場人物や舞台背景は一緒で、単行本はこの本の主人公が子供時代から大人になるまでを、いろんな登場刃部目線で描いているらしい。しかも結構自転車競技ガチ目線の部分もあるらしく、それはそれで読んでおきたいなぁと

  • あらすじ
    あの日、僕は、親友の草太、伸男と、自転車で走り始めた。生まれ育った南房総の風ケ丘から、目指すは大都会・東京。新世界への旅立ちだ。喜びや挫折を味わいながら、僕らは夢に向け、ペダルをひたすら漕ぎ続けた。仲間と、東京から日本海を目指す自転車ラリーを完走した。もちろん素敵な恋もした。単行本版『自転車少年記』の構想を元に新たに書き下ろされた、爽快無比の成長小説。

  • 自転車はまってた10年くらい前に買って、積読していて自炊して、なお積読していた本を満を持して読了。爽やか自転車少年が大人になっていくお話、単行本があってそっちは読んでいたがその焼き直し的な感じ。ただ、最終章の主人公昇平の子供が自転車に乗れるようになって・・・辺りは文庫本オリジナルらしく、確かにちょっとぐっと来た。物語の後半で出てくる、多摩地区から西に向かう道々は、10年前自分も楽しく走り回っていた地域なので久し振りに本の中でとはいえ、懐かしかった。いつかまた走る日が来るだろうか。。。。無い気がするけど、でも自転車はやっぱり楽しかったなー。

  • どこが少年記なの?おっさんの青年時代の回顧録で全然少年じゃないよ(笑)途中からは幼児登場でそこからが少年記なのかな?面白いことは面白いけどなんか上っ面を素通りしてる感じで、Amazonのレビューが信じられなくなりました。

  • 自転車に乗りたくなる、

  •  ドラマ視聴からの原作読了。幼い頃から少年記、青年期と、どの時代にも傍らに自転車があった昇平と草太。どんどんと成長していく様子も嬉しいけど、大人になってからも青春を味わっているところが見ていて気持ちいい。

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