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- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101304052
作品紹介・あらすじ
いまは、となりに眠っているけれども、明日になればどこへ行ってしまうのか分からない彼。いつも微笑んでいた昨日までとは打ってかわって、沈みこんでいる彼女。さりげないしぐさ、不思議な会話、そして誰にも話したことのないほんとうの気持-。ミスティーな恋人たちの心のカーテンを開いてみせた、サスペンス風味の、ちょっとしゃれた六つのラブ・ストリー。
感想・レビュー・書評
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「一等星の見える窓」・・・矢沢は裕子と会いたいと思ったが、電話がつながらずにいるうちに、次々と女性の友人と会いコーヒーやお酒を飲む。最後に裕子の部屋にたどりつき、裕子はシャツのボタンを外しながらふと振り返り、窓から一等星を視る。
「君はただ淋しいだけ」・・・かつて恋人同士であった(かもしれない)な中村と真佐子は、昔と同じように小淵沢から小諸まで小海線に乗り、昔の思い出を甦らせる。その夜ホテルで食事をとりながら、友人の渡辺は真佐子と離婚することを告げる。翌朝中村は真佐子を「我々の今後の身のふりかたを考えよう」とホテルのプールに誘う。リクライニング・チェアに横たわりながら真佐子は、力を込めて噛みしめるように唇を閉じあわせている。涙を懸命にこらえるために。
の2篇がよい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文字としては分かるけれどなかなか像に結びつかなかった。だから、なかなか進まなかった。
どの物語もしっとりとして、色気のあるものだった。
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