ドンナ ビアンカ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101308739

感想・レビュー・書評

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  • 謎を解き明かす女刑事と、さえない男の愛の物語が両方の視点から進んでいくお話。
    引っ張った割に事件自体はあっけなくて、ちょっと物足りなかったです。ただ、瑶子は確かに魅力的な子でした。

  • あらすじを読んで予測した犯人と違い、そっち?となった。騙された。

  • 魚住久江シリーズ第2弾。
    大手企業の役員と店長が誘拐された。
    警察では捜査本部が設置され、久江も召集される。そこには元相棒の金本も召集されていた。
    ただ、犯人は警察に通報するなと言っており、そのことから捜査は難航する。
    誘拐事件ではあるが、そこには純粋な想いの恋愛が見え隠れする。

    2017.2.7

  • 警察ものかと思い読み進めたらいつの間にか恋愛ものになっていた。
    村瀬とヨウコのイチャコラがもう少しあってもよかったのかな。

  • 魚住久江は、警視庁練馬署の刑事。
    ふわふわした感じで、人情味があり、相手のことを考える。
    金本が、剛直な刑事役で、二人のコンビが、妙に呼吸があう。

    それにしても、瑶子 楊白瑶。
    この中国人の魅力が、うまく引き出される。
    お金のためであり、簡単に信じやすい性格で、目立たない。
    村瀬という、捨てられたような存在であったが、
    瑶子の存在で変化していく。そのスポンサーが副島。
    副島は、仕事はできるようだが、瑶子のスポンサーであり、
    あることを仕掛けていく。
    村瀬は、瑶子に魅かれながら、偽装結婚を認める。
    副島の悪巧みに、村瀬は巻き込まれて。
    スケールが、ちょっと小さな感じで、勿体無い。

  • 独身アラフォーの地味な女性刑事が主人公。人情派のほっこりする話。村瀬が語るラブストーリーと事件進行の二つのストーリーが交互に語られているのが効果的。早く先が知りたくて、一気読みしました。

  • 初めてよんだこのシリーズ。
    想像と違ってあったかい良い話だった。
    とても読みやすい、ハートウォーミングな話でした


  • 何の取り柄もなく、されど取り立てて食うに困る程でもなく。職を転々と転び、さる酒屋に勤めることになった主人公。そこで珍しく数年続く中で、配達先のキャバクラで一人の中国人の娘に出会う。
    慎ましく質素で純朴な日々を過ごす。
    大手企業役員と転調が誘拐され、切断された体の一部が送り付けられる。
    誉田氏の警察ものだが、牧歌的とは言わないが、温かさが漂う一冊でした。
    ひたむきさと健気さに心を打たれるってのは、心が病んでるのか健全なのか微妙なところだな。

  • 魚住って刑事が感情移入しやすい。

  • ミステリーとしては、かなり早い段階で裏はわかってしまうレベルだけれど、どんなオチを持ってくるのかかなりハラハラさせられた。登場人物の造形がかなりステロタイプで鼻につく感じ。

著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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