シシリエンヌ (新潮文庫)

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著者 : 嶽本野ばら
  • 新潮社 (2008年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101310725

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シシリエンヌ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 服のブランドとそれを着るための心持ちがしっかりしているところが好き。今回出てきた女の子はロリータではなかった分お話の内容もセクシーだったし身につけているもの含めのエロスだった。
    ブルーフィルムの女の子たちもみんな愛おしい。私もみんなにドレスをプレゼントしたいなと思った。男優だけが浮いて見えるくらい馬鹿馬鹿しいのもらしくなくて良い。最初からわかってたけどハッピーエンディングにはしてくれない、非現実的ではあるけど、どこかでこういうことが起きていたらそれはとても悲しくて美しいことだなと思う。

  • 官能小説?でもないな
    野ばら作品4冊目だがライトに引き込まれる

  • 性描写がすごくて読むのが大変。

  • 野ばら本たくさん持ってるけど
    これが一番好き。

  • だいぶ前に図書館から借りて読んだ本を再読。いつもの野ばら作品とは雰囲気が違い、淫靡。キャラクターの名前は僕や君やニックネームのみ。主人公の僕は大が開く受験を控えた高校生。恋人もいる。だが散髪に行った叔母の家で従姉と出会ってしまう。彼女はノーマルだった僕の嗜好を変えてしまう。彼女なしではいられなくなるのもすぐだった。英語の勉強を教えてもらうという口実で叔母の家に行っていたのだが、彼女の目が見えなくなってしまう。しかし彼女はめげることなく、館へ行く事を決める。そこでは様々な障害を抱えた女性のブルーフィルムが撮影されていた。それから起こる様々な出来事の後、彼女は壊滅的に会わないと思う男と結婚を決めてしまう。

  • 性描写がものすごく多いので、電車で読み始めて後悔。別に嫌いではないのでちゃんと読みますが。
    僕と貴方の行為に関する描写と、ブルーフィルムを撮る時の男優が使う単語が違う(具体例を出したいような気がするけどいいのか、やめよう)のが、たぶん、野ばらストライクゾーンにより受け入れられるようになんだろうなって、邪推。
    「下品な男優の言葉ではエロスは刺激されないけれど、僕と貴方の行為は本当に官能的で甘美な興奮を覚えましたわ。」
    みたいな感想になっていくのではないでしょうか。狙いとしては。
    最後の主人公の生きていく方向にはすごく共感した。

  • 性描写がどうも肌に合わなくて、序盤で断念。

  • 悪く言っちゃうと裏エロの世界を描いた話。
    善く言うと、究極のエロスと官能的な愛を描いた作品です。

    まぁ、すごいです。表現がすごい。ここまで書かれると圧倒されるわねぇ。
    読みたくたくなるような猥褻用語も出てくれば、医学的用語も出てきたり、そしてちょっとおフランス的な知的な表現もあったりで、なーんか圧倒されます。

    この本では、それぞれの登場人物の本当の名前は出てこないんだよね~。
    『貴方』『君』『母』『伯母』『館主』『マダム』など。。。
    名前で人物のキャラを制限したくない作者の意図的なものなのか、主人公『僕』の詩的な表現からなのか、そこがまたミステリアスでいいです。
    ここまで官能的に厭らしく書かれてるのに、文章自体がとてもきれいな文体で成り立っているので、そんなに嫌らしく聞こえないの。
    反対にここまで書かれると、読んでても冷静に読めちゃうとこがミステリアス。
    そして日本でいながら背景はフランス的。絵になるような描写になってます。

    最後、『僕』が『貴方』から送られたテープを聴いたあとの『僕』の気持ち。とっても痛いほど分かる気がしました~。とっても切ないね~。泣きそうになっちゃったよ。

    それに、この小説はいわゆる「官能シーン」が多いのに、実はそれぞれの登場人物には背負ってるものがあって、それを乗り越えていってる力強さを感じました。

    読んでるうちは、そんなに良い本だ。とは感じなかったのに、読み終わって、ジワジワとこの本の良さを感じ、なんか感想を書いてて泣きたくなってきてます。
    読んでるうち、最後読み終わってすぐ、とかに泣いたことはあるけど、こういうことは初めて。
    読み終わって、頭を整理してみて、この本の本当の良さが分かった気がします。

    私は、この本は好きだったけど、こういう官能すぎる本が根っからダメな人は受け付けないだろうな~。
    それと、性欲の強い人も官能シーンに浸りすぎちゃって、この本の良さがわからないだろうな~。
    って思う。
    とっても重みのある小説でした。。。

  • アンバランスは美しい(*´`)

  • まず初めから性描写がでてくる。しかし官能、耽美的な表現がただの官能小説とは違い、若さ故の真っ直ぐ感情や現実ではありえない設定だけどまったくグロいシーンは無かったし、良かった。

  • エロいっていうライトな表現はいけません。
    知らない世界を教えてくれたね。

  • 官能小説のようだが、決して下品じゃない。

  •  廃頽的で淫靡なうつくしさに目覚めさせる、恍惚としてしまうようなエロス。堕落していく程官能が増す

  • 生々しいエロから入る純愛もありなのかと、今までの恋愛に対しての、段階に対する自分なりの常識を打ち砕かれたようでした。
    人って一体相手に何を求めて恋愛をし、自分を変えてまで相手にのめり込んでいくのか考え直すきっかけにもなりました。

    ラストがとても切なかった。未だに納得できない。理不尽。
    失ったときに沸き上がる感情はどう表現できるのかわからないし、表現したところで傍観者もいない。ただ虚しくなるだけ。想像するだけで、そんなのは絶望だろうと思う。

  • 性的表現が強く、その面では決して清純とも言えない登場人物二人。けれど互いへの愛情は純愛と呼ぶに相応しいです。そのギャップが涙を誘う感じも。文体やら話の時代設定やらからか、色褪せた感じの雰囲気。強烈。読了後、しばらく話の雰囲気から頭が抜け出せなかった。

  • ただのエログロにしか受け取れないとしたら、それはあわれだ。
    最も、まともに読めたことがないのだけど。

  • 耽美で醜悪で哀しいエロスに浸るならこれしかないと思う。

  • 官能小説です。フランスかどこか異国の官能小説。洋服と色の執拗なまでの描写が、からくも単なるそれから引き離しているけれど。性的描写が苦手な人にはかなりつらいものがあります。
    頽廃的で耽美。でも埃臭く低俗。 
    綺麗なんだけど妙に土臭い。だからこそ、この一般的な感覚から離れた恋愛は魅力的なんだろうなあ。

  • ファッションに関する描写が多すぎて、
    ちょっとうっとおしくなってくる。
    ここまであれこれブランド名まで出す必要が、
    果たしてあるのか?
    作者の自己満足に過ぎないのでは。

    あまりファッションに興味がない人、
    詳しくない人には苦痛かも。

    登場人物も内容もかなり強烈なので、
    好き嫌いがはっきり分かれそう。

    でも、
    エログロだし相当歪んでるけど、
    純愛小説、かも。

    ☆☆☆ ホシ3つ

  • 官能小説ではありますが、そこはやはり野ばら作品、メインに描かれるのは"切ない恋愛"と"魂の気高さ"です。野ばらさんらしさを保ちながらも、新しい野ばらワールドで読者を魅せてくれます。

  • 引き込まれた。さすがだわ。

  • エロい……。いや、これは「艶やか」というべきだな。
    こんな歪んだ美しい愛情をこんなにも生々しく描ける嶽本野ばらは何者!?ってか、嶽本野ばらは表現が生々しいのにすんなりと受け止められるから好き。それ故に、好き嫌いがはっきりする作品なのだろうけど。

  • ちょっと切なくなっちゃう。

  • セカチューとは別の(あるいは逆の)意味で「純愛」。

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