人柱はミイラと出会う (新潮文庫)

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著者 : 石持浅海
  • 新潮社 (2010年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101312415

人柱はミイラと出会う (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 文庫で良かったかなという印象。500円でちょうどよい娯楽だった。 東郷という切れ者な男が不可解な謎を解いていくのを留学生であるリリーの視点で見ていくという作品なのですが、この東郷という男が気に入らない。なんというか作者の理想が色濃く出過ぎていて気持ち悪いのです。そんな完璧な男いるか、そのヒントでそうは繋がらんだろと言いたくなってしまいます。ミステリ読者なので大抵の超展開には慣れていたのですが、これにはちょっと無理があるな…、と。わたしの肌には合いませんでした。

  • 2017年9月19日読了。
    2017年64冊目。

  • 古くから伝わる風習や習慣が、現代も制度や文化として残っていたら……。そんな空想をもとに描かれた作品で、現代ファンタジーとして読み始めるも、すぐに途中で「あ、そうだそうだ、これは石持浅海作品だ」と気づかされる、なんとも言えない面白さがある摩訶不思議なミステリです。世にも奇妙な物語が好きな人にオススメ。惜しむらくは2017年8月現在、古本屋でしか手に入れられないこと。どうか再販をしてほしい。

  • 設定が面白い。
    かなり久し振りに石持さんの本読んだけど
    あ〜この感じ。って懐かしくなりました。

    一瞬「人柱」ってホントにあるのかと思ったよ。

    オチもキレイ。

  • 最初本当に人柱職人が存在するんだ知らなかったわって思ったんだけど(笑)しかしなんというか都合の良すぎる展開。職人なの?探偵なの?もしや神?ってレベル。厄年休暇の制度はいいですね、勿論その間有給扱いになるならですが。

  • 人柱、黒衣、お歯黒、厄年、鷹匠、茗荷、参勤交代、日本の風習が色濃く残された架空の日本が舞台の連作短編集。

    探偵役の直海は、座間味くんのパラレル日本版といった感じ。

    これもBGと同様ファンタジーと安楽椅子探偵の融合ではあるのだが、こちらの方が格段にしっくりくる。

    無理矢理感はあるし、ラブロマンスは余計だとは思うが、最後にアメリカの文化に驚愕する様は面白かった。

    とりあえずもう一回、続編あったら読んでみたい。

  • 特殊設定+切れ味鋭い推理という石持さんの王道。それに人柱やお歯黒といった古い因習の残った日本というパラレルな世界が絶妙にマッチしている。特に「人柱」と「ミョウガ」がお気に入り。ともすれば推理マシーンになりがちな探偵役ですが、「ミョウガ」に見られるような人の感情の機微にまで寄り添わせることでより魅力的に見せてくれるのがまたいい。

  • 人柱・お歯黒・参勤交代等の江戸の風習が残ったパラレル世界の日本で,交換留学生のリリーと,人柱職人の東郷が事件の謎を解く連作短篇集。
    「Rのつく月」や「座間味くん」同様,短編は面白い。

  • 人柱、お歯黒、参勤交代などの文化が残っている、今とはちょっと違う日本の話。
    ライトなミステリでサッと読めちゃう感じ。
    タイトルから想像するおどろおどろしい話ではなく、特に「人柱」のような、ぎょっとする昔の慣習を現代風にアレンジして絡めてあるのが面白かった。

  • 人柱や参勤交代、鷹匠、黒衣…。既に廃れたはずの制度や職業、風習が現代日本に残っているという設定のミステリ。

    なんだか設定の勢いに内容がついていかないような…

    ポイントを人柱職人に絞った方が良いかなぁ。

  • 石持作品らしい、というかいつもの安楽椅子探偵もの。
    なんでもない様子(と思われる事柄)から、
    論理立ててその実を明らかにしてしまう、
    スーパークールな男、東郷が出てくる。
    「アイルランドの薔薇」の“フジ”や、
    “座間味君”、「Rのつく月〜」の“揚子江”など、
    だいたいいつもそんな感じだけど、なぜか読んじゃう。
    恐らく、あの理屈っぽさが、またかーと思いつつ、
    「きたきた、この展開」と楽しみなのだと思う。
    謎解きの飛躍や無理矢理感は、もう慣れた。

    盛り込まれたエッセンスが、かつての日本の風習や因習であるところは、
    ちょっと異質だ。
    神事にはまったく疎いので、『人柱』は、あれ?と思いながらも、
    北海道にはある風習なのかな???と一瞬勘違いしてしまった。

  • 【人借り本】軽く読める、しかしいまいちという感想で借りました。が、わたしはおもしろかったかなあ……。
    何より設定が面白いです。視点が外国人というのもなんとなくこう、オリンピックも決まった今、こういう本はいいんじゃないかなあって思える。
    ただ、いまいちキャラが弱いというか、中途半端な感じを受けました。軽く読むにはとてもいいと思います

  • ストーリー自体は軽めのミステリーor日常の謎。
    江戸時代の日本の風習が現代に残っているという設定と、主人公が外国人という点が秀逸。
    ラストも良かった。
    普通のミステリーとは違い、独特の感覚を楽しめる作品でした。

  • 人柱職人という、説明なしに聞くと少しぎょっとする職業の人が探偵役の短編連作。

  • 面白い!
    古い日本文化を現代に上手くからめてあるな~と感心。
    この著者の他の作品も読みたくなった。

  • タイトルだけ読むとホラーっぽいですが、むしろ真逆な感じの話です。

  • 読書完了日2013年05月07日。

  • 手から離れない。
    そんな出会いをしてお持ち帰りしたら…やっぱり面白かった!
    題材は現代の日本には馴染みのないものばかり。「ありえない」「そんなばかな」…いや、だからこその物語でしょ?ってなもんだ。

    ちょっと休憩したいとき、クスッと笑いたいときにどうぞ。
    リリーと東郷の関係、少し萌絵と犀川先生に似てるかなーと呟いてみる。

  • 昔の風習が現代に残っていたら、
    こんなに不思議な、すてきな世界なのかな~

    人柱、黒衣、お歯黒、参勤交代、、、

    アメリカ人のリリーが感じるように、
    私も不思議に思ったり。

    ちょっとしたことから、
    事件をあっさり解決しちゃう東郷はすごすぎるけど。

  • 中途半端でリアリティなく期待ハズレ

  • 日本の古い習慣をミステリーに絡めるという、なんともユニークな作品だった。その習慣が未だに続いている事になっているのも、人柱が職業になっているという設定も重ねて面白い。ただ最初の2編を除いて、あまりにもストーリーに無理矢理感がある。最後の話にいたっては、東郷さんの推理は霊能者レベル。 笑

  • 面白かった。お勧め。
    人柱、厄年、参勤交代など日本の風習や言い伝えみたいなものを扱った連作短編集。
    謎ときは普通だが、着想がユニーク。
    (図書館)

  • 鎌倉旅のお供。ここぞとばかりに石持浅海を読んでやるぜ。連作短編集。非常に軽い感じで読みやすかった。人柱とかお歯黒とか日本の伝統的?なものがちょっと変わった形で実在しているというお話。この人柱制度とか、ほんとにあったらまっとうできる人なんているかいな、と思っちゃう。本とか娯楽を持ち込んじゃいけないってとこがね。この人柱をしていて、探偵役となる東郷直海がかっこよすぎるのだ。リリーとどうして結ばれることになるのかが全く分からん。まぁいいけど。でも、最後のアメリカに行った後の感じじゃ、東郷がホームシックになったり、リリーがもう東郷を尊敬できなくなって別れちゃいそうな感じだ。厄年休暇とか、ほんとにあったらいいなー。警察鷹とかほんとにできてもよさそうだ。

  • シリーズもの短編集
    この本オススメ !(^o^)! 面白いですよ

    人柱というユニークな(架空の)職業につく東郷が主人公です
    主人公の独特な雰囲気が ほのぼのとしてていいですね
    この主人公が謎解きをするわけですが・・

    石持さんの作品を一時期よく読みまして・・
    結構好きではあるのですが やはり当たりハズレというのはあるもので
    この本は私にとっては 当たりだと思ってます♪

  • ◆人柱(ひとばしら)はミイラと出会う・・・日本には、工事の重要部分が完了するまで建物の基礎の部分に人が何か月も何年も籠って工事の安全を神様に祈る風習がある。しかし、人柱の個室から出てきたのはミイラだった!?
    ◆黒衣(くろご)は議場から消える・・・日本では、議員には必ず一人に対して一人の黒衣がつき、国会中継などでも常に行動を共にする。しかしある議員の黒衣が行方不明になり、そして他の議員の黒衣が死体で発見された。
    ◆お歯黒は独身には似合わない・・・日本では、既婚女性は歯を真っ黒に染める風習がある。しかしドライブ中にたまたま見かけた知り合いの大学院生・・・あの人は未婚のはずなのに、なぜお歯黒をしていたのだろう?
    ◆厄年は怪我に注意・・・日本では厄年の1年間、災難に遭うのを防ぐために仕事も休んで厄年休暇をとるのが普通である。リリーたちの研究室でも今年は3人厄年休暇をとっているのだが・・・。
    ◆鷹は大空に舞う・・・日本では、鷹匠が警察とタッグを組み、犯罪者を鷹で追跡したり、時には攻撃させたりもする。しかし決して大怪我はさせないように訓練されているはずの鷹が、犯罪者を殺してしまった。
    ◆ミョウガは心に効くクスリ・・・日本では嫌なことがあった時、そのことを早く忘れられるようにミョウガを食べる風習がある。ある日、慶子の家に差出人不明でたくさんのミョウガが入った荷物が送られてきた。
    ◆参勤交代は知事の務め・・・日本では、地方の知事であっても任期の半分は東京にいなければならない。慶子の父・三郎も北海道知事に当選したが、早々に東京へ。しかしそこの宿舎のベッドの下から、大量のお札が見つかった。

    以上7編の連作短編集。江戸時代の風習が残る現代の日本が舞台。ホームステイにきているリリー・メイスがその風習にびっくりするが、ステイ先の一木(ひとつぎ)慶子は「それのどこが不思議なの?」という態度。その2人が遭遇した事件を慶子の従兄で人柱の東郷直海が話を聞いただけでほぼ解明してしまうというパターン。現場には一応行くので、安楽椅子探偵ではない。

    アイデアというか、設定はおもしろいと思うのだけれど、なぜか話自体はそんなにおもしろいとは思えなかった(^^;なんでだろう?やっぱり自分が歴史が苦手なのが原因か?
    7編順番に読むと、リリー→東郷への想いが発展していくので、恋愛要素も少し楽しめる。

    ◆黒衣(くろご)は議場から消える・・・これは今の政治をちょっと風刺しているのかも。というか、黒衣つけた方がいいんじゃないの!?と思う政治家が多すぎるよね。

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人柱はミイラと出会う (新潮文庫)の作品紹介

"人柱"城などの難工事の際、完成を祈願し、神への生贄として生きた人を地中や水底に埋めること-留学生のリリーは、工事現場からミイラが発見されるという、奇怪な殺人事件に遭遇する。その死体から浮かび上がる、この国の信じられない風習とは…人柱に黒衣に参勤交代。江戸の風俗がいまだ息づくパラレル・ワールドの日本を舞台に、石持流ロジックが冴え渡る傑作ミステリ。

人柱はミイラと出会う (新潮文庫)の単行本

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