世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.45
  • (16)
  • (54)
  • (59)
  • (14)
  • (3)
本棚登録 : 471
感想 : 68
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101315539

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 過酷

  • ユーラシア大陸をシベリアからポルトガルまで鉄道で横断しようという旅。当然時間はかかるわけだし、いまや飛行機の方が安かったりもする。鉄道ならではの味わいがあるとは言え、よほどの思い入れがないとできない旅だろう。

    トラブルに次々見舞われ、忍の一字、という感じの道中だ。車両のありさま、同乗する人々、車掌さんたち、駅周辺の様子、そうした諸々から通過する国々の姿が実感として伝わってくる。特にイミグレーションの職員の態度にはその国の状況がよく表れるのだなあとつくづく思った。正直言って、ロシアや中国を旅したいという気持ちがすっかりなくなる一冊であった。

  • 花泉図書館。

    次から次へ、旅のトラブル話はスベらないなぁ。自分には降りかからないで欲しいと思うが。
    下川さんがお元気そうで、なにより!

  • 旅行記というより移動記という感じだが、ロシア,中央アジアの情勢や鉄道事情について知ることができたのは収穫。

  • ロシアからポルトガルまで電車で旅をする。旅というかただ移動しているだけのような気もする。文章が少し読みにくいところがあり、読んでいてもワクワクするといった楽しさが伝わってこなかったのはやや残念。

  • 中央アジアに行ってみたくなった。やっぱり、旅行記は楽しいなぁ。

  • 歴史と地理の勉強にもなり、お国柄の違いもわかり、それなりに楽しめたのですが、こういう旅行はしたくないので旅の参考にはならないなあ。

  • 時間と気力があればこんな旅も面白そうだし憧れるが、いかんせん金と時間がないのが残念だ。

  • ユーラシア大陸の東の端から西の端までを鉄道で行ってみよう!という本。

    日本で新幹線や特急列車に乗ることを考えてみると、予約も一発でできるし、鉄道職員はみんな親切だし、まちがった路線に乗ってもすぐに軌道修正できるし、大変便利な乗り物なのであるが、ここで書かれている鉄道というものは、そういう常識が全く通じない乗り物である。
    走るのか走らないのかわからない、予約した客車がついていない、などなど・・・。

    よく言われるように、一部の先進国(特に日本の鉄道はヨーロッパあたりの常識からしてもものすごい正確さとサービスらしいが)を除けば、世界の大半は、そんなかんじなんでしょう。

  • 著者がロシアの東の端からポルトガルまで鉄道で旅をした旅行記。
    こういう旅行記は、読んでいて何も考えなくて良いし、読みだけで旅した気分にもなるので、休日の旅行のお供としては最適といえる。
    あと、国境一つ越えるにしても、色々な苦労があるのだなと思い、改めて日本は平和だなとを実感した。

全68件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

下川裕治の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
シーナ・アイエン...
ウォルター・アイ...
高野 和明
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×