X’mas Stories: 一年でいちばん奇跡が起きる日 (新潮文庫)
- 新潮社 (2016年11月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101332567
作品紹介・あらすじ
もう枕元にサンタは来ないけど、この物語がクリスマスをもっと特別な一日にしてくれる――。六人の人気作家が腕を競って描いた六つの奇跡。自分がこの世に誕生した日を意識し続けるOL、イブに何の期待も抱いていない司法浪人生、そして、華やいだ東京の街にタイムスリップしてしまった武士……! ささやかな贈り物に、自分へのご褒美に。冬の夜に煌めくクリスマス・アンソロジー。
感想・レビュー・書評
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クリスマスに本屋さんに行ったのでなんとなくで買ってみた
1.逆算、、、よくいる1人の女性目線で描かれた日常的なストーリー、結末はohという感じ
2.きみに伝えたくて、、、短編なのに一冊分ほどのボリュームを感じる。自分は好きな系統だった
3.一人では無理がある、、、最初全然理解できなかったが、ファンタジーと理解すると普段読まない系ではあるが結構面白かった
4.柊と太陽、、、新しい視点すぎて理解が追いつかないが、2回目読むと不思議で面白い
5.子の心、サンタ知らず、、、大人びた男の子の話。心がキュッとなって少し感動した
6.荒野の果てに、、、長さがちょうど良いストーリー。おもしろ要素が充分にあるがよく読むと感慨深い感じがある
「荒野の果てに」が気に入った
それぞれの全く違うクリスマスがあり、新鮮だった
さらに読書が好きになりそうだ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
姫路大学附属図書館の蔵書を確認する→https://library.koutoku.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB00003838
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『365分の1』
逆算、作者はどんな気持ちでこんな小説を書いたのだろう。奇をてらいたくて?面白いと思って?知りたくなかった。考えたくもなかった。自分の誕生日が大嫌いになるなんて。これから私は自分の誕生日を書くたびに、誰かに伝えるたびに、そして近い誕生日の人と出会うたびに、きっとこのことを思い出してしまう。ああ、私って・・・と自分で自分を好きじゃいられなくなる。
読後、作者が5月生まれと知ってより悲しくなった。人の誕生日を笑ってネタにして面白いのだろうか。他の作者さんたちのお話しが全く頭から抜けるくらいに、本当に悲しくて。主人公の代わりにこんな気持ちを一生背負わされることになるなんて思いもしなかった。 -
伊坂幸太郎の世界観好きだった。
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「逆算」のマット運ぶ時力入れてなかったタイプたちのくだり、「1人では無理がある」の結果オーライの申し子が出てくる感じ、そういう奇跡系惹かれる〜
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どれも面白かったです!作家さんの個性も感じられ、あっという間に読み切りました。個人的には、伊坂幸太郎さんの世界観が印象に残っていて、伊坂フィルターのかかったクリスマスを除けた気がしてワクワクしました。
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クリスマスのこの時期に、と思いチョイス。
朝井リョウさん あさのあつこさん
三浦しをんさん の作品が好きで
短編では物足りないくらいでした。 -
浅井リョウ『逆算』
あさのあつこ『きみに伝えたくて』
伊坂幸太郎『一人では無理がある』
が好きだった -
素敵な本。
逆算は相変わらず浅井リョウ
きみに伝えて、めっちゃよかった。あさのあつこ久しぶりー!
「一人では無理がある」伊坂幸太郎、抜群!!これが1番よかった。天才。鉄板ね、プラスドライバーね
柊と太陽の恩田陸、どうした?笑って感じだけどギャグセン高めでいい。
滅理、来衆益し!滅理、来衆益し!
めり、くるしゅまし!(メリークリスマス)
なのやばすんぎ
子の心、サンタは知らずの白河三兎の文章、インキャ感がはんぱない。この自己完結文の多さが特徴的。
荒野の果てに、三浦しをん。良い文章書くな!いい世界観だな!!って思ってしまった〜〜昔好きだったのを思い出した!
本読むの幸せ
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色々な切り口のクリスマスが新鮮