- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101334301
感想・レビュー・書評
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登場人物3人は皆良い人。
良い人だからこそ、狂い始めた歯車は人を苦しませるのだと思う。
萩の選択が正しかったかなんて、答えはない。
ただ自分がそうしたかったから、それだけ。
小説の中なら萩の決断は潔くていじらしくてかっこいい。
けど現実にそれをしたら「いい人」から抜け出せず「女の幸せ」が遠のく気がする。
そうすると、いづみの生き方が賢く見えてくる。
移動中に一気に読み終えた。
結末はなんとなくよめていたのに切なくて泣いてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事も恋も全て捨てて、始まった毎日。新しい恋人との暮らしに現れる刺客『友達』。ほんの少しのきっかけで変化する日々。気付かずにいたら平和だったのかもしれない。だが、全て手遅れ。恋と友情に揺れ、自らと向き合う彼女が、世界で一番美しく儚い。
「口にしたら、本当になってしまそうで。」 -
バカな生き方を知らない人生なんて送りたくない
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恋人と友人の距離が縮まっていくのを横目で見ることの辛さを味わうことができる。恋愛の難しさを痛感する本。
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何も持たない生き方をしていた萩。
欲しいものがあると辛いから、遠ざけて暮らすこと。すごく、分かる。
シンプルな生活の中で、大切なことが磨かれていく。
お仕事や、恋人のこと、親友のこと。
自分の幸せよりも、誰かの幸せを一番に考えられる萩。
私も、そうなりたい。 -
自分の彼が、自分の親友を好きになってしまった、というお話。よくある内容だと思いきや、その臨場感と切なさが壮絶でとてもつらいです。一気読みしました。
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なーんか、切ないお話でした。
何もかもを捨てて再スタートした萩は自分のこと逃げたって言ってたけど、逃げたことで成長してるし、弱いかもしれないけどけど芯が強い女性だなぁって思いました。
すべてを投げ出すって勇気のいる行動だからね。
親友のいづみと大好きな要司のために身を引ける萩は大人だなって思った。
次に出会う男性とは幸せになって欲しいな。
そして、巻末のレビューがまたおもしろい。必読です。 -
(大好きだから振ってあげる)恋人が自分の親友を好きになってしまったら....考えるだけで恐ろしいです。まったくの他人であれば私も萩と同じでプライドをとって自ら別れを切り出すと思います。でも 親友なら.....
主人公 萩の恋人との別れ 新しい生活への第一歩。失恋ストーリーだけど 元気が出る、勇気をもらえる。 素敵なお話です。 -
恋愛小説の中、現在、自分の中ではトップです。