タイム・ラッシュ: 天命探偵 真田省吾 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2368
感想 : 196
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101336718

感想・レビュー・書評

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  • 予知夢の秘密や個性的なキャラクター、省吾を巡る三角関係などに興味を持ちつつ最期まで読めた。
    深みはないが軽快な読み味。
    そのうち続編も読んでみたい。

  • やー……しばらく仕事が壊滅的に忙しくて本を読めなかった。
    やーっと余裕が出てきて、積読の中から無造作に掴んだのが神永学。
    お初です。

    人が死ぬ夢を見てそれが現実となってしまう少女・志乃がキーパーソン。薬物取引の黒幕を探る警察、浮気調査をす探偵事務所の所員・真田、なんとか死人を出さないようにしたい志乃の邂逅が、ちょっとだけ運命を狂わせる。
    薬物取引の真実は?
    みたいな。

    2回くらいどんでん返しっぽいのがあって、ストーリーのメリハリはイイ感じ。ホントの黒幕が明かされる頃には自分も「まさか!」と思ったので、しっかり嵌った感はある。
    ただ、結構人が派手に死ぬんだけど、ずいぶんライトな雰囲気の個性のない地の文が、あらすじを読んでるみたいな気分にさせる。

    ただ、予知夢を見る少女、って設定がすでにファンタジーなので、リアルフィクション世界との折り合いを付けられるかは、読者側に求められる能力だと思う。

  • 普通に面白かった!あっというまに読んじゃった。通勤時やコーヒータイムにちょうどいい。

  • サクッと読める。
    キャラは立ってるように思う。

  • 09月-11。3.0点。
    交通事故に遭った少女、人が死ぬゆめを観ると、真実に。
    一方、探偵の主人公、両親が亡くなり元刑事と事務所を。
    少女と探偵が現場で出会い。。

    スピード感有り、結構面白かった。
    シリーズものであり、次作も期待。

  • 素晴らしい!
    私が小説というモノを知らなすぎるのかと思うくらい、奇想に満ちた物語にトキメキます。

  • 2020.12.20

  • ー彼女の死の予見率、100%。

    探偵事務所で日々、浮気調査や家族調査をしている真田省吾。今回の依頼は、お金持ちのお嬢様から「人が死ぬ夢を見る、殺される子を助けて欲しい」と依頼がある。その予見率は100%。真田は殺される子を助けることができるのか、、そしてその予知夢には何の法則があるのか。

    久しぶりに読みました。
    神永学さんは、このタイムラッシュで知ったのですが、まー本当に神永学さんの描く男性ってかっこいい!
    普段は重厚な本が好きで、そういうのを好んで読んでしまいますが、たまにはこういうエンターテインメントあふれるものも手に取りたくなります。
    犯人が最後まで分からないか、と言われると、分かってしまう部分もあるんですけど、それが逆に気負わずに読めて楽しいです。
    読書の合間合間に、こういう楽しく読める本を入れたくなりますね〜!

  •  若き探偵、真田省吾が活躍するシリーズ第1作。
     探偵ものと言えば、一般的には探偵が主になって、様々な推理を働かせて事件を解決していくもの。しかし、この探偵は切れ者には違いないが、無鉄砲で短絡的に突っ込んでいってしまうタイプ。それをサポートする探偵事務所長の山縣は元刑事で抜け目なし、もう一人の従業員公香も仕事が早く的確。
     この3人が今回依頼された件は簡単に片付くはずだったのだが…。思わぬことに巻き込まれ事件はその後二転三転。最後の最後まで目が離せない展開が続くノンストップミステリー。
     事件解決後も、今回ゲストととして登場した予知夢の少女志乃との新たな関係が築かれ、第2作以降どのような展開が待っているのか余韻を残しつつ終わっている。次作以降の人間模様も楽しみな作品。

  • 面白かった。
    予知夢というファンタジー要素があったが、ミステリーとして普通に読めた。
    予知の阻止、規則性、黒幕、更にその先など深いとこまで用意されていて、楽しめた。
    サクッと読めた割には、読み応えがあった。

著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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