- Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101347257
感想・レビュー・書評
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重く、暗い。疲れた。
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『マークスの山』、『レディ・ジョーカー』など、読者に迫ってくるような“重い”作品を発表している高村薫。
これら「合田雄一郎刑事シリーズ」の続編が文庫化されていると知り、久しぶりにこの作家さんの作品を読むことにしました。
13歳の女子中学生、そして2人の、刑務所生活の経験がある男たち。
彼女と彼らの、ある日の朝の描写から始まります。
見ず知らずの男2人は、求人サイトで連絡を取り合い、合流します。
彼らの共通の目的は、“暴れること”、“金を奪うこと”、すなわち犯罪をすること。
それぞれが抱え込む熱量を、放出させるための行動が描写されていきます。
上巻は、事件に至る経緯と、事件発生後の警察の動きという、二部構成になっています。
前半を読んでいて、小説の世界だとはわかっているのですが(行動・心理ともに細部がリアルに描写されているので)、「自分の身の回りには、犯罪することを前提に行動している人がいるかもしれないのだなあ」と、怖くなってしまいました。
事件調査の描写については、グロテスクに感じる部分もあるので、苦手な人は注意が必要かもしれません。
ただそのような状況の中で、捜査をする人たちは、膨大で地道な作業を続けているのだと、理解することができました。
想像していたよりも、早いペースで話が進んでいるように感じました。
下巻ではどのような展開が待っているのか。
続けて読みたいと思います。
『晴子情歌(下)』高村薫
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101347247
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2019/3/30購入
2019/4/7読了 -
これはダメだ。とても読み続けられない。気持ちにも身体的にも余裕がない状態ではとても無理。多分下巻は読まない。作品が悪いわけでではなくてもっぱらこちら側の問題。それだけのものを読者に要求する作品だと言うこと。