村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349787

感想・レビュー・書評

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  • 普段歴史小説はあまり読まないので、最初は入りにくかった。
    登場人物を覚えてきて、村上海賊に視点が定まってからはスっと読めた。
    戦国時代の知識がほぼ無いため、この先の展開も、誰が出てくるのかも、どうなるのかも、何も分からない。そんな私でも読みやすかった。相当分かりやすく書かれてるのかと。
    歴史の勉強やり直そうかな…
    景のキャラクターが良い!姫と言われつつ全然姫感のない海賊娘。
    絶対この後おもしろくなる。

  • 私の住んでいる所は、かつての平家の水島合戦の古戦場跡の近くだ。ちょっと車を飛ばしただけで記念碑にたどり着く。つまり、ここは中世は海にすこぶる近かった。

    わが家から歩いて少し行った所に「この家はむかし海賊をやっていたんだよ。○○大将軍と言っていたんだ」といういわく付きの御屋敷がある。真偽のほどはわからない。そういう「伝説」がまだ成立するような土地が瀬戸内海の周りにまだいくらかありそうだということと、海賊の子孫は未だに地域の大物として残っていることを地域が認めているということと、子ども心に「怖いところ」しかし「尊敬すべきところ」という風に大人に植え付けられたことだけを、ここで指摘しておきたい。

    瀬戸内に住む者にとって、「海賊」は特別なのだ。

    その最後の輝きの物語なのではないかと、一巻目を読んで思った。一巻目はまだ人物紹介と、物語の発端説明の域を出ない。 次巻を続けて読むことにした。

    2016年7月読了

  • 初めての時代小説。
    とりあえず一巻読了。
    歴史の背景と戦の背景が多く書かれており、なかなか読み進めることができなかった。景の魅力に取り憑かれた後はスラスラと読み進められる。なかなか面白くなってきた。

  • 歴史を感じられ良かった。

  • 最初の前置きというか蘊蓄というか、なかなか本題に入らないのでそこがいまいちかなあーと。
    当時はのっぺりしてふっくらしているのが美人で、景のような目鼻立ちがはっきりした色黒女は醜女なんですね。
    文庫本のイラストがイメージ通りで◎

  • 日本史が得意ではないが、細かい解説のお陰でこの時代の この地域の情勢はよく理解できた。
    独特な個性の主人公が魅力的。
    男の世界で堂々と渡り合う姿がまた面白い。
    次の巻も楽しみ。

  • おもしろい。一巻までですでにぐいぐい惹き込まれている。
    『忍びの国』がイマイチ楽しめなかったのでどうかと思いながら読み始めたが、これは嬉しい誤算。そして、こちらを読んでから『忍びの国』を読んだ方が、最初から『忍びの国』を楽しめた気がする。

  • おもしろい。
    こういう歴史小説すきです。
    物語の展開が早いので、どんどん読みたくなる感じ。
    児玉就英が結構すき。

  • 村上海賊の話。初めて読みました!景や弟の景親、兄の元吉や父の武吉、来島村上の吉継、因島村上の吉充、眞鍋七五三兵衛やその父、眞鍋道夢斎など個性豊かな人が出てきて面白かったです。石山合戦の本願寺側影役村上海賊がこれからどんな活躍をするのか楽しみです!【小5】

  • とりあえず一巻。いい感じにこれから面白くなっていきそう。ワクワク。
    勝手に景の顔は中村アンさんとか高橋メアリージュン的な人を想像してます。(目鼻立ちとかの描写から)
    時代が違えば美醜の考え方も違うのね...。

    当時の国どうしの地理関係とかちゃんとリアルタイムで追いつくためには集中して読む必要があるが、この感覚を頭に入れたまま日本中(特に近畿、四国、中国)を旅したらとっても楽しそう。
    城址めぐりしたくなる。特に中四国は知らない地名ばかりでぜひともしまなみ海道から探索してみたい。

    眞鍋家の泉州弁がだいぶガラ悪くて、泉佐野出身の友人のことを思い出して愉快だった。

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