100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101351667

感想・レビュー・書評

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  • 数学者という立場、それを職業とすることは
    現実としてどういうことなのか。
    そして世界の謎に挑んだ天才には
    現代社会において、どのような居場所があったのだろうか。

    理想と現実のはざまに落ち込んだかのような
    とある天才数学者の物語。

  • NHKが取り上げる題材にしては異様なほどに数学用語を登場させているが、普通の読者を門前払いせずにうまいレベルでとどめているし、概念を説明する「たとえ」もとてもわかりやすい。。トポロジーの考え方を宇宙論と絡め、ポアンカレ予想を解決したペレリマンへの人物像へと迫るため、この分野の代表的な数学者達へどんどんインタビューしていくところが素晴らしい。「マネー革命」に並ぶNHKスペシャルの傑作だと思う。

  • ポアンカレ予想の1世紀に渡る数学者の闘い、大変興味深く読了。小川洋子氏、東野圭吾氏が其々描いた数学者像に納得。

  • ちょうど本書を読む以前に関連書物を読んでいたお陰で細かい部分ですがよりわかりやすかったです。つまり全く知識がないとわからない分野だけどそれでも数学はからっきしダメな私でもわかりやすく解説してありぐいぐい読んでしまいました。
    数学という怪物、数学というロマンに魅せられた人たちの壮絶なドラマ。
    そんな人たちに魅せられた著者一行。
    そんな人たちの積み重ねという一冊の書物に魅せられたわたし。
    難しいのは当たり前、ただそんな難しいだけという先入観を捨てて読んでみたらきっと誰もが違う場所へと行けるんじゃないかなあ。
    ポアンカレ予想ってどういうの?っていう興味のある方、入門書にとにかくオススメします。

  • ポアンカレ予想を解いたペレリマン博士。
    100万ドルを賞金を辞退し、隠遁生活を送る。
    何が彼をそうさせたのか、謎が残る。

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