- Amazon.co.jp ・本 (519ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101351841
感想・レビュー・書評
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橋下さんの文章はいつ読んでも暖かくて、穏やか。
自分も友達も、「妊娠」を意識し始めている今だからこそリアリティーを感じました。
妊活に前向きになってくれない婚約者に焦り、他の異性を求めしまう気持ちもよく分かるし、「妊娠するためのセックス」に戸惑いやプレッシャーを感じる男性陣の気持ちも分かる。女の私でさえまだ体温を測ったり意識をするのは違和感がある。
自分も妊娠して、出産を経てから読むと、きっと他の女性たちの気持ちも分かって行くのだと思います。
妊娠すると自分の体も生活もキャリアも変わって、出産は痛いというイメージが大きいし、まだ未知のことだらけだけど、確かに私も主人との子どもが欲しいと思っています。自分のことは大嫌いだけど、子どもがほしいのは「可能性」を求めているからなのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
むーん。
出産問題は他人事とは思えない。
産婦人科医が逮捕された事件をインターネットのサイトで取り上げ深堀りしていく。
出産についての問題点がたくさん書かれていて、勉強になります。
今までの作風とはかなり違うけど、これはこれで面白いかな。 -
『現代において子どもを求めるとはどういうことなのか』
重要なテーマを、雑誌の特集のような文章構成で、様々な女性の立場から問題提起してくれている良書。
文章が変に凝っていなくてストレートで読みやすい。
全ての読者には当てはまらないとは思うが、個人的に女性として共感できるポイントが多く、久々に本の内容に頷いてしまう時もあった。
珍しく共感系で☆5です。 -
いつまでも学生気分が抜けていないところがあるのだけれど、自分の年齢を冷静に考えてみると、ちゃんと人生設計を考えなくてはいけない年齢になってきているのだなと、妙なリアリティを感じながら読んでいた。