片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 634
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101355528

感想・レビュー・書評

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  • 気持ちよくサクッと騙された感と事件のミステリー要素はあんまりなくて、予想できたかなと
    たぶんそこに重きを置いてるんじゃなく
    人間の目から入った印象で決めつけてしまう偏見や差別になんの価値もない、つまらないものなんだと
    言いたいんだろなーって話で最後は良き話にまとまってた。

    偏見な目で見られるなどのコンプレックスを持ってる人ほど、偏見したり自分で自分を差別する傾向があるとこがリアルなもので主人公がまさにそんな感じでリアルな人でした。
    みんな根拠のない自信と余裕があれば良いのにね

  • 『カラスの親指』が面白かったので、読んでみました。主人公は盗聴専門の探偵なんだけど、なんだろうねぇ~。言いたい事ってのは伝わるんだけど、だまされた?かなり力づくでの騙し感がひどいね…。読んでて『向日葵の咲かない夏』のような手戻り感みたいのがあって、正直後味がわるい…。そのまま読ませても良かったとおもうよ。他の作品は面白いの?

  • 道尾秀介さんの作品は2作目。
    私には、独特の世界観というか、道尾さんの描く物語が苦手なようです。
    どことなく抽象的というのか非現実的な設定、1度違和感を感じたら文章もわざとらしく感じてしまいました。

    他の方の感想を読むと皆さん高評価なので、単に私の好みには合わないということだと思います

  • 凄い秘密があるかと思ったら、そうでもなかった。
    最後は良かったのかな。

  • んーイマイチでした。
    個人的には珍しく読み辛かったです。
    何故かは分かりませんが‥

    しかしこれでやっと文庫化されている道尾作品制覇。
    今後も文庫で追って行きます。

  • 嗜好によって感じ方は分かれるんでしょうが、個人的には演出が陳腐、展開が極端で唐突と感じました。

    まぁ、能力については、なんというかうまく騙されてしまいました。

  • 結局最後までだまされていたわけなんですが、そのだまされていた状態が心地いいものではありませんでした。
    種明かし後のスッキリ感もいまひとつ…
    でも
    ――誰も、見分けようなんて思わないの――
    という秋絵の台詞に代表される作者の思いには共感できました。
    作者にだまされたい。という方は楽しめるかもです。

  • 道尾ファンとしてはあまり好まない作品。わからないことだらけで読み進めていった。最後の最後まで回収が難しい、頭のいる作品。

  • んー。。。
    読み味は、ビミョーのひと言。
    身体に特徴のある人々の探偵の話。ミステリー性も低いし、エンタメ性も低く、ストーリー展開は中の下ぐらいでした。あまり薦められないでした。

  • ★…買って後悔。読んだ時間を後悔
    ★★…一読後、再読はなし
    ★★★…まあまあ
    ★★★★…人に勧めたい
    ★★★★★…何度も読みたい!保管したい!

    ミステリーというよりは探偵もの、冒険活劇といった感じ。特にトリックとはではないけど、ちょっと小気味良い騙され感はあり。ラストで少し心打つ台詞あり。

著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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