PL学園OBはなぜプロ野球で成功するのか? (新潮文庫 は 53-1)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101361611

作品紹介・あらすじ

高校球界にいまなお栄光の歴史を刻むPL学園野球部。絶対的上下関係に貫かれた寮生活と、休息を許さぬ過酷な練習漬けの日々を経て、全国から選ばれた精鋭たちは、伝統の重みと将来プロ選手として生き残る強さを受け継ぐ。自身もPL時代に甲子園春夏制覇を達成した著者が、名だたるOB選手が語る現役秘話から独自の「球道即人道」の精神に迫る野球ファン必読のインタビュー集。

感想・レビュー・書評

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  • 最近は低迷ぎみのPL学園ですが、輝かしい栄光は色褪せず。
    そんなPL学園OBのインタビューを、これまたOBの橋本がまとめた一冊。
    巻末に歴代OBが載ってますが、いやこれほどまで輩出してたのかと驚きます。ただね、なんか皆が皆、厳しい集団生活で精神が鍛えられたとか、そんなんばっかで、うんざり。確かにそうなんでしょうがね。
    「一億つまれても、あの生活には戻りたくない」なんて言う始末ですから。
    OBがOBに訊くといったスタイルが、一番の欠点なのかも。
    何もかも「綺麗事」に感じてしまいました。

    • Yoshi_Navyfieldさん
      文字通り同じ釜の飯を食った仲間ですから、おっしゃっているような内容になるのも致し方ないかなという気はしますね。
      文字通り同じ釜の飯を食った仲間ですから、おっしゃっているような内容になるのも致し方ないかなという気はしますね。
      2012/04/10
  • 今では野球部休部、清原逮捕、残念。

  • 今は、適任の監督がいないことが話題のPL学園だが、プロ野球で活躍する卒業生が多い。レギュラーで活躍している率が高い。それはなぜなのかをインタビューを通して明らかにする。2014.9.28

  • 小中学校時代の夏休みといえば、高校野球のテレビ観戦。チェンジのときは、バックにスタンド風景、画面下に流れる住友グループのCM。今も鮮やかに思い出す。
    当時、圧倒的な強さを誇ったPL学園。選手たちは、ピンチやチャンスで胸のお守りをギュッと握りしめる。「逆転のPL」の最終回の攻撃の秘密が、厳しい寮生活の賜物というのも、なんとも時代を感じさせる。
    私は関西に本部を持つ他宗教の信者であるが、同様に甲子園常連校でありながら、これといったプロ選手を輩出していないのが、なんとも悔しい。

  • やっと順番が回ってきた。この手の本は初めて。寮生活の話とか、印象に残る。強豪校だからプライドもあろうし、でも、10代のやんちゃざかりだろうし。目新しいことはなかったが、いろいろ読んで納得。

  • 私と同じ40代にとって、甲子園と言えば「PL学園」である。「逆転のPL」、KKコンビ、松坂率いる横浜との死闘など、名勝負の数々が記憶に残る。
    また、プロ野球に入団してからの成功者が多いことも、巻末のOB一覧で納得した。
    マエケンのノーヒットノーランも、「感謝」の気持ちが起こした大偉業なのかも知れない。

  • 元巨人の橋本清がPL OBと対談しPL時代の話を振り返る。
    清原、桑田、マエケン、立浪等豪華メンバーが勢揃い。

  • タイトルの答えは、厳しい寮生活にあるようだ。同じく寮生活を送った者としては首肯できる部分もあるが、3年に付き人がつくというシステムはすごい。しかしながら、PL学園は人数を絞っているため、部員がやたらと多い学校と違って、1年生から練習に参加できるらしい。そうでなければ、桑田・清原は生まれなかったかもしれない。
    筆者もPLからドラフト1位で読売に入団した野球エリート。PL教とはなんぞやというのを、簡単にでも説明してくれると良かった。聞き手と話し手の前提条件が読み手に伝わっていない部分があるのがちょっとくやしい。全体としては興味深く読んだ。

  • 面白いし、すぐに読めた。
    結局のところ、PL出身の選手が何故活躍できるかというのは、厳しい寮生活から得られるものが大きいという事か。

  • PL学園、言わずとしれた大阪の野球名門校。
    その卒業生であり、元プロ野球選手としても活躍した著者の高校時代のエピソードを交えながら、11名のOBに聞くPL学園での高校野球の思い出とそれがどのようにプロ野球で役に立ったか。を、分かりやすく書いてある。
    リアルタイムで彼らの活躍を見ていた人はもちろん、何も知らなくても読み物として楽しめる。

    前田健太投手あたりまでくると、多少かみ合っていないところも感じられるが、それが逆に現在のPLに近い姿を垣間見ることができ、清原選手・片岡選手あたりとの比較もまた面白い。

    新井宏昌さん、松井稼頭央選手、サブロー、荒金久雄選手、大西宏明さん、今江敏晃選手あたりのお話も読んでみたくなりました。

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