日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101363516

感想・レビュー・書評

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  • ここで語られてることはお茶ではない。
    お茶を通して人生が語られてる。
    日々を大切に生きているか、一日たりとも同じ日はないということ。陳腐な言い方だけど、読むと毎日を大切に過ごしたくなる。

  • ストーリーとしては、正直物足りない気がしてしまった。しかし、茶道をする主人公を通して、人生を豊かにすること、大切なことを改めて知ることができた気がする。今まであまり気に留めなかった日々の天気や、四季などを意識して暮らしていきたいと感じた。

  • 大して興味のない内容なんだけど、「ああ、深いのね。」ってのはなんとなく伝わる。

  • 著者はある映画のことを、以前観た時とは全く別の感情があったと書いている。 まさに今数年ぶりに読んでみて、これは以前読んだものと同じものだろうかと考えている。 単行本で読んだ時、自分がどういう心境だったのかは覚えていないのだが、この本にとても救われた気持ちがした。 なのに、今は…人物に魅力を感じないし、教えない、覚えないというのに、読み切ればわかることもあるのだけど、今の心境だと違和感ばかりだった。 タイトルに惹かれて読んだ数年前と、その時のことを思い出して救われたくなった今と何が変わってしまったのだろう

  • 私には合わなかったけど、シンプルにまとまっていて読みやすいし映像化に向いてそう。映画を見てみようかなと思った。

  • 茶人という生き方に憧れるも
    そこに行き着くまでのお稽古やらお茶会やらが
    コミュニケーション能力がたぶんちょこっと欠落しているであろうワタクシにはハードルが高くて〜

    簡単には手に入らない境地なのかも知れないです、茶道。

    習ってみたいと思ってましたが
    別の手段でシアワセを探そう、と思います。
    ああだけど、茶室いいなあ。

  • 同じ流派で、それも素晴らしく運よく、とても恵まれた環境でお茶を習ってた事がある。なので、よくわかる部分もあった。この方みたいに長く習ってたのではないが、元々季節や自然と親しみ、味わえる環境にいるので、分かる気がして、読みながら疑似体験をさせてもらった。

  • 僕はこの本を大学一回生の春休みに読んだ。僕はこの本からお茶に対する固定観念が覆させられた。何故なら茶道と言えば、上品な女性が行うという印象がこの本を読む前はあったのだが誰が初めてもおかしくないということを感じた。また茶道の作法を徹底的に初学者に教えるというコンセプトというよりは、茶道の厳しいルールから人生の自由さを学べる作品になっていたように感じる。もちろん茶道の方法も学ぶことができてよかったと思う。個人的に印象に残ったのは、季節というのは春夏秋冬と干支の十二支の2つの観点から捉えることができるということである。同じ季節であっても同じ日は一生訪れないということを個人的に感じた。

  • 雨が生ぬるく匂い始めた。
    すぐわかるものと、すぐにはわからないもの。
    天気の日も雨の日も、全ていい日。

  • 人生の節目で、迷ったり、挫折したり、絶望したりすことがあるかもしれない。

    けれど、「日日是好日」ー毎日がよい日。

    「人間はどんな日だって楽しむことができる。」(219ページ)

    お茶を通して、『今』目の前にあることに気持ちを集中することを学んだ主人公の物語り。

著者プロフィール

森下典子(もりした のりこ)
1956年生まれのエッセイスト。『週刊朝日』のコラム執筆を経て、1987年その体験を記した『典奴(のりやっこ)どすえ』を出版。代表作『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』は、大森立嗣監督・脚本、黒木華主演により2018年10月13日映画化され、樹木希林の遺作ともなり、大きな話題となった。他に、『いとしいたべもの (文春文庫)』『猫といっしょにいるだけで』などの作品がある。

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