帰還 古着屋総兵衛影始末 第十一巻 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101380452

感想・レビュー・書評

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  • 異国の地から帰国した大黒屋一家が、ついに江戸に帰還。宿敵との決着をつけるシリーズ最終巻。全面降伏で大団円かと思いきや、怨念は次世代に残される。第二部へどう続くのか、期待を抱かせる終わり方。

  • 11巻も続いたが、終焉は唐突。宿敵柳沢吉保死去で、総兵衛は何をなすことなく、あっさり18年後の死を迎える。雑な作り込みながら楽しめた。2015.1.24

  • 最終巻にやっと入った古着屋総兵衛始末。
    前巻では総兵衛とソヒの浮気とかいろんなことがあったけど
    最終巻は日本への帰還。
    沖縄、首里での商売とそこで待つ新之助おきぬ夫婦との再会
    そして江戸の拠点、大黒屋の今後。
    いつまでもしつこかった大老柳沢吉保との最後の戦い。
    やっとここで終わるのかと思いきや、まさかの新古着屋総兵衛があるという
    次作に続く!みたいな流れ。
    五代将軍徳川綱吉の死去の後、柳沢吉保の勢いも落ちて
    あぁやっと平和に終わるのかと思いきやそうではなかったと。
    100年の呪いとはいかに!みたいな。
    しかし総兵衛は最後までいい男だ。
    この男なら確かに抱かれてもいいレベル。

  • 面白かったので、新シリーズを早く読みたい。

  • シリーズが終わったぁ。
    寂しいけど、百年の怨念とか怖いなぁ。

  • 確かに面白いシリーズであった
    最終巻は次への伏線が入っている

    主人公はもとより、仲間たちの活躍が楽しい
    この者達がまた、血筋として繋がった物語を展開してほしいものだ

    それにしても、時代小説で海戦の話を読むことになろうとは思わなかったな

  • おきぬはとてもいい女性だ。帰還後の総兵衛の一連の采配はいまいち腑に落ちない。物語ももっと続けられた感じがする。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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