doragonsさんの感想
2012年8月7日
十代目総兵衛を継いでから1年余り、イマサカ号と大黒丸による南洋交易を再開しようとしている折。新たなる敵の出現、そして次の影様が現る。 次巻以降への布石・伏線を張った感がある。
佐伯 泰英(さえき やすひで) 1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。 代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。