二都騒乱 新・古着屋総兵衛 第七巻 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101380520

作品紹介・あらすじ

京の錦市場で忽然と姿を消した桜子としげの消息は依然として知れないままであった。総兵衛は御堂に籠もりひたすら思念を送り続ける。じりじりとした時間が過ぎていく中、総兵衛の奇計に薩摩の密偵が二人引っ掛かったのだが……。一方、江戸では、大黒屋へとつながる秘密の地下道を探り当てた元同心池辺三五郎が不穏な動きを見せ始めた。京と江戸、切迫する二つの危難、会心の第七巻。

感想・レビュー・書評

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  • 最後に

  • 拐かされた女人2名の救出劇。異国生まれの総兵衛が短期の京滞在で益々厚みを増してくる。2019.11.12

  • おけらまいりや蹴鞠という京の風物を絡ませるのが面白い

  • 第七弾
    前巻の続き?桜子達の救出!そして薩摩との今後は?
    新影様の役割は
    新たに加わった柘植集と陰吉の活躍、更には江戸での暗躍

  • 新古着屋総兵衛7巻目。
    タイトル通りな内容だった。
    前巻で桜子が拐かされたものの、でも焦らない総兵衛。
    でも、どうしよう?!的な。
    いやいや待てよ大丈夫だ、俺!的な。
    そんな総兵衛に薩摩密偵も心を打たれるわけで、みんな総兵衛大好き!っていうのが
    この巻ですごくわかったような…
    そして所変わって江戸の大黒屋。
    古着大市出来るの?出来ないの?どっち??
    みたいな。
    あとラストの影様とのご対面。
    やっと江戸に帰るのか…長いよ、長すぎる旅だよ!と思いつつ
    桜子が総兵衛にやたら積極的で胸きゅんでした。

  • 2014.08.20. 読了

  • 桜子様が救出されて、そろそろ結婚ですかね?

  • 前作の続きの京都編。すでにこなれた感じで、危なげないが、新鮮さもなくなってきている。軽く読める標準的な娯楽作品。

  • ベテラン作家らしく 京都で謎の托鉢僧の群れに誘拐された桜子さんを救出する大黒屋総兵衛を巡る重いお話だが うまくまとめてある 早く桜子さんと古着屋総兵衛が一緒になればよいね でもやはり作りお話だね 事実だら誘拐された桜子たちもっとひどいことになっているはずだもの

  • 印象が定まらない新古着屋総兵衛

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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