作家の放課後 (新潮文庫 よ 36-1)

著者 :
制作 : yom yom編集部 
  • 新潮社
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101382715

感想・レビュー・書評

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  • yomyom企画として、1、2日くらいで作家が体験したことをエッセイとして書くというもの。
    内容は、占い、断食、座禅、釣り、と様々。
    正直最初は、人が体験したことなど面白いのかと思ったが、そこはさすが。作家の手にかかると、それぞれの言葉や文体のリズムがあって一章ずつが新鮮。
    特に西加奈子の章では、好きでもないのにやっぱり笑ってしまう。
    私も何か体験できるなら、何がいいだろう、とぼんやり考えている。

  • メンクイ(麺喰いの)辻村深月氏が長野の戸隠「山口屋」で最高の蕎麦打ちを体験。このお店に訪れたくなった。

  • 作家たちがいろいろなことに挑戦するエッセイ集でした!個人的には本の装丁の話と、印刷の話と古本市のやつが楽しかったなー!あと西さんの占いのエッセイがおもしろかった!書き方とか口調が本当に楽しい!!
    小説がうまい方はエッセイもうまいんだなあとしみじみ。

  • 面白いものもあればあまり印象に残らないものも。西加奈子氏、辛酸なめ子氏、山本文緒氏が楽しく、朝井リョウ氏が意外によく、森見登美彦氏で吹き、岸本佐知子氏でにやっとする。

  • 多くの作家さんたちが、それぞれ占い、断食、坐禅、陶芸などに挑戦していて、「なるほど、放課後か。体験部活>報告みたいなものか」と軽く、楽しく読めた。
    一年後には忘れてしまうだろうが、どうしてそれを体験することになったのか、体験してどうだったのか、などなど、皆さん文体も書く内容の切り取り方も様々。三人ぐらい好きな作家さんがいれば、読んで損はないかなーという感じ。
    個人的には、万城目氏と森見氏の、どちらもたまたま「登る」体験が読んで面白かったです。
    永遠のダイエッターとして非常に参考になったのは、ダントツで山本文緒さんの「断食合宿」です(笑)

    古本屋巡りと一箱古本市は、自分も体験(参加?)しているので、「まあ、一般ピープル(単なる読者)と作家様は、扱いもノリも違いますわねー」とちょっと複雑でもありました。

  • いろいろな作家さんがやってみたいことに挑戦する、オムニバス形式のエッセイ。
    珍しく森見登美彦が「登美彦氏」ではなく「私」でエッセイを書いていたのにビックリ!
    文章が上手い作家さんもいれば、読みづらい作家さんもいる。
    面白そうな体験をしている人もいれば、特に興味をひかれない人もいる。
    でも1冊の文庫で、たくさんの作家さんに出会える、とてもお得な本。
    これで三浦しをんが入っていれば、文句なしだったのに・・・。

  • 万城目学xボルダリング、山本文緒x断食道場@淡路島、森見登美彦x富士登山 等々。作家が興味のあること、趣味になりえるもの を体験するという企画もの。陶芸、日曜大工、座禅、そば打ちなど興味を魅かれるもの多数。古本屋巡り、マッサージ、海釣り、映画エキストラもあった。テニスにゴルフにジョギングや囲碁将棋のような既にポピュラーになっているものはなかった。

  •  作家が苦手なことや一度してみたいと思っていたことに挑戦する。悪戦苦闘の体験談がおもしろい。実際にやってみての話はおもしろいです。

  • みなさん、いろんな事に興味がおありで、いろんな体験をしているなぁ。。。という感想。
    良いお話書いたり、良い文章を書くひとが必ずしも面白い、興味深いレポを書けるという訳ではないのね、と思った。
    やっぱり文章が魅力的だと、体験の内容にも魅力的!個人的には、鍼、ルーシーダットンが気になりました。
    富士山は登ったことがあったので、激しく共感。

    ちょこちょこ読みに最適な本でした。

  • ちょこっと何かの合間に一本一本読むのにちょうどいい。
    中にはとても興味をそそられる体験談などもあったり。断食、タイル作り、製本、ろくろ回し……
    それぞれの作家の感動ポイントを知りながら、自分の知らなかった世界を垣間見、体験した時の感動に心踊らされる。
    いろんなことを体験したくなる一冊。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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