二十歳のころ 2 1960-2001: 立花ゼミ調べて書く共同製作 (新潮文庫 た 59-3)

  • 新潮社
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (679ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101387239

感想・レビュー・書評

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  • 立花ゼミインタビュー集の第二巻。
    感想は第一巻のほうへ書いたので省略するが、
    あとがきの立花隆のことばが印象深い。

    自分としては教育的指導をしたつもりはなく、刺激を与える役割だった、と。
    手取り足取りの指導が学生目線の良い教育のありかた、と言われることも多い昨今、基本に立ち返る一言でもあるかもしれない。

    さて、長らく自宅の本棚に大切に置かれてきたこの本を、今回レビューを書いたのを機に手放すことにした。
    二十歳を過ぎて数年、この本を読む自分の目線が明らかに変わってきたようにも感じるからだ。やはりこのシリーズ2冊は「迫りくる二十歳の時」に備えて読む本だと思う。

  • 学生運動があった頃の人のインタビューが主体.最近の人などのインタビューもあった.色んな生い立ちがある中で20歳の人たちに向かってのアドバイスはどの人もいい方は違えど,自分で考えて行動する.合っているか間違っているかではなく自分が考えて行動した結果に意味がありそれらのフィードバックを今後の人生に生かしていくべきだと感じる事が出来る本であった.

  • 配置場所:摂枚フマニオ
    請求記号:080||S
    資料ID:92031755

  • 自分が二十歳だったころを語ってもらうというインタビュー集。執筆したのも二十歳前後の学生。興味の持てる記事だけ読めばいいです。学生のみなさまの刺激になればよいかと。

  • 06032

  • 加藤登紀子、立花隆、元オウム真理教信者、元AV女優、画家、坂本龍一の部分だけ読んだ。

    最も衝撃を受けたのは元オウムの人のインタビュー。
    意外性があったのは坂本龍一。今までは可もなく不可もなくという薄い印象だったのだけれど、時代の流れより先をいった視点を持った人なのかもと思った。彼の著書や作品に触れてみたい。

  • 【2008/09/06】
    1960~2001年に二十歳を迎えた39人に、当時何をし、考えていたかをインタビューしたもの。

    印象に残ったのは宮大工さんの話。
    「十八歳まで一所懸命学んできて、親元から離れて狂っちゃう奴いっぱいいるだろ。癖がある奴は狂わしておけばいいんだよ、要するに。…世の中でてしまって、何だったのってそこで狂っちゃう奴いるんだから。だったら最初に狂っちゃった方がずっといいやろ。」

  • 東大生が、有名無名の人間の「二十歳のころ」にまつわる話を取材し、その結果を担当講師の立花隆の助力のもとにまとめた対談集。ゼミのテーマは「調べて、書く」。その一環として、さまざまな人間の二十歳のころを学生自らが取材し、それをまとめて、できれば出版してしまおうというのが、このゼミの掲げる最終目標。
    取材者が現役の大学生ということもあってか、本書に登場するかつての「二十歳」の人間は、平明な語り口で、自分の世界観、価値観の原点を提示する。現役の二十歳である大学生との対談を通して、今につながるその人の歴史が生き生きとみえてくる。二十歳を迎えた状況は、本当にさまざまである。戦時中で、今日一日生きることをまず考えなければならなかった人。学生運動に身を投じ、社会や国家を熱く語っていた人。それを尻目に、哲学書や小説を読み耽っていた人。またある人は、外国の捕虜交換船に乗せられていた時に。ゼミの担当者は取材のプロであり、ジャーナリストとして業績がある立花隆である。ゼミ生は彼に教わった取材のマナーから手順、文章にまとめる方法までを実践し、その顛末をも学生の手により記されている。

  • 070828(n 080409)
    080914(n 081102)
    081016(n 081122)

  • 著名な人達の20の頃、何を考え何を行おうとしていたか、という事が書いてあります。私も今年成人したので、読んでみました。共感する部分が多々とあり、また、これには賛同しかねるといったり。

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著者プロフィール

評論家、ジャーナリスト、立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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