酒仙 (新潮文庫 な 30-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101416212

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  • 漢詩、というか詩全般というのは良さが分からず。言葉から何のイメージも湧いてこない。分かったらまた違うものか。でも酒を飲むなら酔わなきゃってのはなかなか気に入った。お酒には悪いイメージもいろいろあるけど、本来楽しく飲むものだよなぁ、などと思う。

  • うまくファンタジーとしてエントリーできた・・・世紀末の日本〜暮葉左近は江戸から続く商家の富貴をバブル崩壊で失ってしまい,紹興酒の風呂で酔い死のうとしたが,彼の額に救世主の印が発見され,聖徳利により酒仙として蘇った。酒によって世を救うと云われても何をどうするか分からない。安房の国にあった聖徳利は酒造りは旨い酒を飲むための商売だと考える三島酒造の剛三が盗んだと判明したものの手だては見つからない。イギリスにあると思われた聖杯が山梨にあると聞きつけて,左近と剛三は酒にまつわる歌比べを開始する〜蘊蓄部分がしつこいが読み飛ばせば,ファンタジーとして楽しめる。こういうものを書いていれば良いのに・・・余計なものを書いて困ったモンだ

著者プロフィール

1958年東京都生まれ。作家、翻訳家。著書に『酒仙』(新潮社)、『怪奇三昧』(小学館)、『ゴーストリイ・フォークロア』(KADOKAWA)、訳書に『英国怪談珠玉集』(国書刊行会)、アーサー・マッケン『輝く金字塔』(国書刊行会)、M・R・ジェイムズ『消えた心臓/マグヌス伯爵』(光文社古典新訳文庫)、M・P・シール『紫の雲』(アトリエサード)、H・P・ラヴクラフト『インスマスの影』(新潮文庫)などがある。

「2022年 『手招く美女 怪奇小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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