トゥインクル・ボーイ (新潮文庫)

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著者 : 乃南アサ
  • 新潮社 (1997年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425146

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トゥインクル・ボーイ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 子供をテーマにした短編集。題名とは裏腹に、ある意味カテゴリーはホラー。登場する子供みんなこわっ!性悪説。その親も怖いけど。どれもゾクリとする。

  • 七編の子どもをめぐる作品。
    子どもは、かわいいという概念とは全く別。
    かなり怖い。
    こういう表現は、うまいのだなぁ、作者は。

  • これが、「子供」の恐ろしさか!と心底ぶるぶるした記憶が。
    その当時は、自分もまだ成人していなかったので、「大人」にとってどれだけ「子供」が脅威になるか、本当の意味では理解していなかたんじゃないかと思うのですが、それでも、そんな「大人未満」にもその怖さは伝わるほどの内容でした。
    冷蔵庫が壊れて捨てられて、その後、新しい冷蔵庫がやってくるのを見て、「壊れると、新しいものに変わるんだ」との認識を、人間にも置き換えてしまうとか。三つ編みの少女の無垢なあざとさとか、怖いなあと思います。
    子供って、純真なだけじゃないんだな。なんて、当たり前のことを思わせる一冊。

  • とにかく怖い。読んでいて子供が怖くなってくる。
    子供は純粋で心がキレイで・・・・というは絶対に嘘だ!と思ってしまう・・。
    賢くて、自分の居場所や立場を意外に感覚で分かってるのかもなぁ。

  • 子供の恐ろしさが書かれた短編集。
    私も子供は嫌いだけど、物語の流れなどが私には合わなかった…。

  • 子供は天使じゃない。

  •  こんな子供がいたら面白いもしくは怖いかなと思うけどふつういない。
     初期の作品な感じはぬぐえないかな。

  • 子供の「悪意未満の悪意」とでも呼ぶべき無邪気は本当に恐ろしい。それを誘発するのは大人であるが。

  • だから子供ってやっぱりちょっと怖いのよ‼

  • 喉がかわくような、ふわっとした恐さ。

  • 2014.6.23
    こわい。子供の素直さが、感受性の強さが、何を生み出すのか。危うさと隣り合わせな大人の言動。向き合うって何って接し方を考えさせられる。

  • 子どもの持つ残酷さをここまで表に出した小説って、そうそうないと思う。
    大人たちによって歪められてしまった子どもたちは、残酷ささえも真っ直ぐに伸ばしてしまい、大人たちには想像もつかない行為に及ぶことがある。
    残酷だとさえ思わずに、その行為を行ってしまうこと自体がとても恐ろしいと思った。

    だからこれは、ミステリーというよりは、ある意味ホラーだと思う。

  • 何とも後味の悪いお話の数々。

    思っている以上に子供ってずる賢さを持っていて、自分の評価を知っている。
    しかし大人よりは経験や感性が出来上がっているわけではないので、行き過ぎてしまう。やりすぎてしまう、大人から見ると残酷になってしまう。
    でも、そんな子供に育て上げているのは結局は周りの大人。
    少しリアルに感じる所もあり薄ら寒くなった。
    特に表題のトゥインクルボーイは、現実にいそうだと感じた。

    うーん。読み返したいとは決して思わない作品。

  • (2000.09.01読了)(拝借)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    天使のような笑顔を浮かべると、出会う者はみな思わず「可愛い!」と声を上げてしまう。大人たちを自分の魅力のとりこにし、望むものを手にしてきた小学1年生の少年、拓馬には、ある秘密の「趣味」があった。場所はたそがれの競馬場―。純真、残酷、妖艶、粗暴、嘘言…。正常と異常の狭間に立つ幼児たちの危うい心理を描きだした、現代の「恐るべき子供たち」ともいうべき7編。

  • 子供ってこわいって思わされました。

  • 以前読んだものの再読。

    子どもは無邪気で無垢でかわいらしいとは限らない。
    そんなお話も入ってます。
    無邪気で無垢でかわいらしいからこそ残酷ってこともあります。
    そんなお話も入ってます。

    読んだら確実にいい気持ちはしない作品。(誉め言葉)

  • 時に加害者、時に被害者な子供達による7つのお話 ほぼ全ての作品が結末が読めてしまうシンプルなストーリーの反面ある意味期待通りな展開で王道の後味の悪さを感じた。

  • 物語のキーになるのが少年少女。

    天使のようなほほえみでオトナたちを翻弄するのが小気味よかったり気持ち悪かったり。

    乃南作品は後を引かないし残らない。
    ただ、最後の一作がケッコウ可愛いと言うか好きだった。

    タマシイを取り戻す、その方法論がなかなか秀逸。
    完全なファンタジーなんだけどちょっと気に入りました。
    ということで、★4つ。

  • 解説で取り上げられている「青空」は正直読んで後悔しました。「私は子供が好きじゃなかった」って文脈になるかなあ、これ。表題作や「泡」のように意外性があるとこういう小説もおもしろいのですが、「さくら橋」とか「青空」のような単に暗いものをわざわざフィクションで読む気はしないですね。

  • 全編が子供にまつわる話。そしてその子供全員が純粋とはかけ離れた怖い子供達。

    子供は純粋で可愛い! なんて考えの人は読むとキツい、嫌な話しかない。
    そうでなくてもこの気味悪さは心に来ると思う。

    短編だからサッとオチがつくのは分かるけど、あまりにも呆気なく話が終わるのがちょっと残念かな。
    オチが有ったり無かったり、読み手の想像任せの話もあるし。

    「坂の上の家」はちょっと酷い。
    「さくら橋」は良かった。


    ひたすらに子供が怖いんだけど、その原因は環境なんだよね。
    大人がどういう環境で子育てをするかにかかってるから子供に罪はないというか。
    そんなことを考えさせる本だった。

  •  子供の無邪気なまでの、考えの及ばない犯罪。

     「泡」が一番怖い。
     いくら幼い子供でも、命が漠然としか想像できなくても、自分の魂を取り返すために、父親と共謀して母親を死なせるなんて、無謀すぎる。

     どの話も、結局子供だけが悪いんじゃなくて、そんな風に子供を育てた親と環境も悪いと感じる。

  •  少年少女の純真さと隠れた本性。後者は大人が持つあまりに汚いものだったという短編7編。どれも後味が悪いし、筋が雑な感じがする。

     作品は、「トゥインクル・ボーイ」「三つ編み」「さくら橋」「捨てネコ」「坂の上の家」「青空」「泡(あぶく)」

    少し残念

  • どのお話にも「子ども」が出てくる、日常にありそうでなさそうな少し怖い短編7つ。

    新米の保母さんの話は、職業柄「あぁ、あるかもな…」と思ってしまった。

    この作者の短編はどれも人物の心理がリアルで、怖いけどはまる。

  • 乃南アサらしさが散りばめられた短編集。
    ちょっと怖いこどもたちの生態。
    あの笑顔の裏で考えていることを知ったら、あなたもちょっと怖くなるはず。

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