すずの爪あと: 乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)

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著者 : 乃南アサ
  • 新潮社 (2016年8月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425566

すずの爪あと: 乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • どこかで読んだような…のオンパレードだった。期待していたので残念。問題集だと思って読むといいかもしれない。最初の数ページを読んで「このオチはこうこうでこうだ!」と予想し読み進めて「やはりな…」で読み終えてしまった。暗くて、性根が腐ってる人がたくさん出てきて嫌でした。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    一つになれない家族を猫だけが見つめ続けた――「すずの爪あと」。不倫に倦んで故郷に帰った女が癒やしを求めたのは――「秋旱」。幼時の事故で嗅覚を失った男が、ある女と出会って――「向日葵」。かつての恋人に書き続けたメールの思わぬ行方――「Eメール」。すれ違い、交錯する男女や家族の想いを、美しい風物とともに丁寧に描き出した11篇。最新作を含む珠玉のベスト短編集、第三弾。

  • 短編集。久しぶりの乃南アサさん。さくさく読めますが、おそろし、おそろし。

  • 表題作以外は他の短編集で既読だったのでその点は残念だったが、傑作選と銘打っているだけあり、外れがなくどれもこれも面白い。中でも印象に残っているのがは「僕のトんちゃん」と「こころとかして」の2編。これは怖いが、トんちゃんの方は少し主人公の気持ちがわかるだけに切ない。「指定席」も良い。どれもこれも人の悪気のない率直な気持ちが空回りしたり、すれ違ったりする様を描いていて、心にチクリと刺さるものばかりだ。
    唯一初めて読んだ表題作「すずの爪あと」も良かった。『吾輩は猫である』へのリスペクトが込められたような、猫の目から見た人間社会風刺。扱っているテーマのが原発利権というのがまた現代風。猫たちが「ゲンパツ」という言葉の正体について語る場面が印象的。ラスト、ふくが昔の家族に再会する場面は希望があってとても良かった。

  • 本を開いて、一番最初に飛び込んできた文章が
    『おらっちゃあ猫ながや。』
    ・・・もう心鷲掴みです。
    11個の短編、すべて外れなし。
    不気味で少し残酷ででもどこか切ない、
    乃南さんが浮き彫りにする人の心の形は
    読後いつまでもザラリとした後味を私に残すのです。

  • ひとひねりされたミステリー&ホラーが11篇からなる短編集。。読みやすくあっさり読了。一つ一つは繊細で工夫が凝らされているも物足りない印象。ハッピーエンドが好きな僕にはすっきりしないテーマが多く読後感ももう一つ。

  • 乃南アサさん「すずの爪あと」(2016.9)、短編傑作11話が収録されています。短編だけど読み応えがあります。さすが乃南さん。揺れる男と女の心理、なぜか幸せに着地できないすれ違い、そしていつも死の影が隣り合わせになっています。大地震で家族と別れてしまった雄猫のすずが、10年の放浪の末に再び家族に会えた「すずの爪あと」は思わず手を叩いてしまいましたw。学生時代の恋人と20年ぶりにメールで交信、癌に侵された男性の優しさを描いた「Eメール」秀逸です!「氷雨心中」は以前も読んでましたが、2度目に読んでも怖ろしい世界です。匂いを感じない男性と匂いに超過敏な女性の辿る道はどうなるのでしょうか「向日葵」です。

  • タイトルになってる「すずの爪あと」以外は面白かった。ラストまで、からくりがわからない短編集ばかり。ミステリー系も文芸作品もあり。ミステリー系なら「氷雨心中」が好み。亡くなった祖父と友人の老人の関わりがラストでわかるけど意外。孫が祖父の生まれ変わりかと思わせる終わり方も面白い。ホロリとくる作品は「Eメール」。アラサー女性の焦りの気持ちがそのまま描かれてるのが「秋早」

  • 乃南アサの第三弾短編集。表題の「すずの爪あと」は捨てネコが主人公。それ以外の短編は、人間が主人公。どこにでもいそうな、しかし問題を抱えた人たちが主人公。どの短編も、ラストに驚かされたり、ゾッとするような結末!?

  • 乃南さんはハズレがないので安心。個人的には、猫好きなので、やはり表題作が○。

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すずの爪あと: 乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)の作品紹介

原発誘致と震災でバラバラになってしまう家族――「すずの爪あと」。不倫に倦んで帰郷した女が再会した同級生は、殺人犯だった――「秋旱(あきひでり)」。体臭に恐怖する女と嗅覚味覚のない男の出会い――「向日葵(ひまわり)」。メールの相手は過去の恋人ではなく、その妻だった――「Eメール」。ひとつになれない家族、すれ違う女と男の心理を丁寧に描いた珠玉のベスト短編集。単行本未収録作品を特別追加。

すずの爪あと: 乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)はこんな本です

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