- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101440156
感想・レビュー・書評
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んー。
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恋愛要素の強い本は普段読まないけど、これは時々読み返したくなる。読者まで魅了する環が私も好き。
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天才洋画家・辻堂環の訃報を知り、彼との昔の関係を思い出す女性六人の物語。
辻堂環は光源氏そのもの!
数多の女性と関係しながら、二人同時ということはなく一人の女性を激しい情熱で愛し求める。でも必ず関係には終わりが来て、彼はまた別の女性(時に男性?)を求める。
かつての環に思いを馳せる女性たちが皆、憎しみや怒りの感情を抱くことなく彼に思いを馳せるのが何となく理解できる。彼のように、恥も外聞も捨て命をかけて女を愛する男なんてそうはいないからだ。ほんの一時期でもそういう愛を受けた女たちは彼を憎むどころか、美しい愛の思い出として彼を思い出すんだろう。
ただ彼の底知れぬ孤独や苦悩はきっと死ぬまで癒されなかったのかもしれない。 -
自分にも似たような経験があるから、もしその方がもし亡くなったら、誰に近い受け取り方をするんだろう?ってなんだか感傷的になりました。
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誕生日にプレゼントしてもらった本。ニシノユキヒコも素敵だけど、辻堂環も、激しい素敵さ。いろんなことに捉われてしまうのって、本当は必要ないのかもしれない、と思います。
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環が44歳で死んだことは、テレビで新聞で報道された。そして、みんなが知った。一瞬の深い恋を思い出したその物語は、何人に一人の割合でこんな男がいるのかと思った。千人?それとも1万人に一人?
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18年9月 地元にて購入
天才洋画家辻堂環の44歳の生涯に関わった6人の女性の恋の物語 -
環が魅力に溢れてます。ヴィジュアル的に、なぜか若い頃の藤田さんを当て嵌めてしまったのですが・・・。とにかく恋に溺れてしまいたくなります。