家族依存症 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101442211

感想・レビュー・書評

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  • ぶっちゃけ・・・
    ワタクシ、
    ちょっと神経症な傾向が
    あります。

    そのため、森田療法だとか
    読んでみましたが、
    どうも対処療法な気がしていました。
    森田療法は、実際にやると
    森田人格というある種の人格が
    形成されるという説もありますし。

    っつーか、そもそも
    不安の根本原因はなんだ?!
    っていう時に、これを読むと
    目からウロコだと思います。

    そもそも問題のない家族なんて無いんだけど
    その問題が具体的に
    家族がどんな傾向で病んでいるのか
    解明されるだけでも
    いくぶんか光明が見えてくるのでは
    ないでしょうか??

    「怒り」は一時的なものだけど
    「恨み」は腐食して
    人生全体を破壊する。
    つまり、人生の初めに恨みモード
    に入ってしまえば、カルマの中を
    ぐるぐるしている人生になってしまいます。
    その渦巻きから脱出する
    手引書として最適だと思います。

    最後の「究極の回復」がオススメ。
    8年間精神の病に苦しんだ女性の
    「8年前が病んでて、8年かかって
     自分に戻った」という言葉が印象的。

  • アダルトチルドレン(AC)について分かりやすく解説がされている。とても読みやすく、一気に最後まで読めました。このことを知らない方々に是非読んで欲しい1冊です。

  • 読むねこりゃ読むよ。そりゃ読むさ。当たり前だよ。この手の本はどうして、読んでも読んでも、また新しい発見のようなものがあるんだろう。

  • 現代社会で"問題"として扱われている登校拒否、拒食症、アルコール依存症が「どこから来るのか」を究明した作品。
    でも、それらの症状が本当に人の人生にとって排除すべき問題であるのかどうかは語られていない。精神医学の範疇外ってことなんだろうな。

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著者プロフィール

精神科医、家族機能研究所代表。
1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。
医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

「2022年 『毒親って言うな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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