楽毅(三) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101444291

感想・レビュー・書評

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  • 国と人とのあり方についていろいろと考えさせられた。

  • 終盤、楽毅が最後の城を攻める時敵の計略により王に謀反を疑われ楽毅は逃走、田文が城を攻め上がり自国の物だった城を取り返す。

    この時涙してしまいました、積み重ねてきた物が裏切り計略により崩れていく人間関係とはもろい物だと思いました。

  •  中山国が世から消え去る時。楽毅は戦略で戦いながら、燕へと逃れる。
    そんな中で起きた動乱。主父が黙殺した、子殺しと反逆。主の流れを見た占い。
    それぞれの運命を、歴史の大きな流れとうねりを感じることができる。
     あきらめと決意、覚悟が入り混じっていて、中国の歴史感を良く表しているのだろう。面白い。

  • 02.9.16

  • 楽毅は、中国の戦国時代中期(紀元前四から三世紀)に生きた小国の武将、政治家であり天才てきな軍略の持ち主でもあつた。
    あの三国志の諸葛公明があこがれていた人物である。大国趙を相手に中山国滅亡までよく戦い抜きその後、燕王昭を、助け大国斉を攻めて5年のうちに7十余城を下す。歴史では、もしもは、ないが、もしもを、考えながら読むのも面白い。宮城谷さんの漢字力のすごさも楽しめる。

  • なにこの燃える本

  • あの諸葛亮が尊敬して止まなかった男。それが楽毅!
    はわわ〜!この人凄すぎです〜!!

  • レビューは、こちら(⇒<a href="http://booklog.jp/users/keith12/archives/4101444277" target="_blank">■</a>)ご参照ください。

  • 宮城谷昌光氏の楽毅・第3巻。

    ここらへんで、楽毅がいかに名将と言われるかがよくわかりました。
    平易な言葉ですが、とにかくカッコイイ!! 彼の行動の一つ一つに彼らしさがにじみ出ています。
    将に、名将。

  • ご立派すぎて、ちょっと人間離れした感もあります。
    2004/10/28

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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