- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101461243
感想・レビュー・書評
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5編からなる短編集
しゃばけシリーズ第四弾
今回も若旦那と二人の手代、そして可愛らしい妖怪たちのはちゃめちゃな犯人探しや謎解きが繰り広げられます!
自分にとってはほんの小さな水溜りのようなものでも、立場が変われば、まるで大海に放り出されるような気持ちになるものです。
それぞれの立場から、どのような思いからその行動をするに至ったのか。
人の思いの複雑さに気づき、
そしてふとした時に、自分が愛されているということに気づくのです。
おすすめです。
「助けて、助けて、助けてと思いすぎて、溺れるのか……」
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どっぷりハマって第4弾。最近、新潮社の「しゃばけ倶楽部」というサイトも見つけて、キャラクター紹介とか、いろいろ見てます。
もうすっかりマニアの域に達しているのでしょうか(笑)
第4弾もとても面白くて、特にお雛ちゃんの塗り壁のようなお化粧にまつわるお話は、屏風のぞきがとってもかっこよくて優しいし、ほろりとさせられる良いお話です。
最後の鳴家が主人公のお話も鳴家がとても可愛くて、
若だんなとの絆にじーんとくる。
柴田ゆうさんの挿絵もほんとに可愛いですね。
これからもどんどん読み進めなければ。 -
20200706-0711 どの話も何処かホロリとさせられるけど、可愛らしい。おまけのこ、は鳴家の小鬼の大冒険が微笑ましい
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安定感抜群の展開。
でも、一太郎の心境に少しずつ変化が起こり、
しゃばけシリーズが何をテーマにしていくのか
見えてきた。
タイトルにもなっている『おまけのこ』。
鳴家の大冒険が愛しい! -
シリーズ4作目の本作も、シリーズ作同様の短編5編という構成でした。孤者異(こわい)という忌み嫌われる哀しい妖怪の話を始め、これまでの作品同様、病弱だが知恵者の一太郎と妖怪たちとの謎解きファンタジー性のある話がどれも面白く、最後がどの話もほっこりさせられる話ばかりで癖になる面白い作品ですね!
どんどん読み進めていこうと思います! -
5話の短編集。今回は「屏風のぞき」や「鳴家」等が主役の話が有り、面白かったです。主人公の一太郎の幼い頃の話も興味深く「一旦相手が怪しいと思うと、何もかも疑わしい思えてくるものだ。」の一文は確かにと思う。
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相も変わらずさえている若だんな。
おまけのこ、が今までと異なって鳴家が主人公とでも言えるお話で面白かったです。
可愛かったです。
若だんなが栄吉と仲良くなるきっかけのお話もとても面白かったです。
要はどの話もおもしろい! -
シリーズ4作目で、5つの短編を集録。主人公の大店一人息子の若旦那・一太郎と妖たちが事件やお悩みを解決していく。新しい妖が出たり、一太郎の過去の話もあり、そして屏風のぞきや鳴家がメインとなる話がありとても楽しめた。ただ魚と会話している場面に困惑。人間と妖と動物がそれぞれ意思疎通できるなら、今までの事件もっと早く解決できたのでは。流石に人間と魚が会話し出したらお伽話感がすごい。
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どうもこの作家と合わないんですよね、文章のリズムに乗ってけない。
妖がどうって話かと思いきや、結局そんな設定にする意味あんの?という感もしなくもなく。
うーむ、こういう相性ってありますよな。