おまけのこ しゃばけシリーズ 4 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461243

感想・レビュー・書評

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  • 鳴家が可愛くて可愛くて。「ぎゅわわわわー!」って、実際どんな声なのだろ。高い声?それとも低め?アレコレ想像して楽しい。

  • シリーズとしてすっかり安定してきた印象。
    今回は屏風のぞきが活躍し、若だんなが何と吉原に行ったり充実しているなと思っていたら、最後の鳴家の大冒険にやられました。
    鳴家、よく頑張ったな。

  •  今回もどったんばったん大騒ぎだったり、生きるて難しいなあってなったり。でも気楽に読めるのは良きかな。
     「こわい」はどうにもならない、出来ないもどかしさしか残らなくて後味の悪い感じ。でも若だんなは優しい。
     「ありんすこく」もどうにもならない事だったり理不尽さだったりがテーマになってるんだけれど、かえでを助けるために佐助が投げるっていうのが、おもしろすぎて強烈に印象に残った。それに合わせて受け止める仁吉もすごいけど。

     「畳紙」は珍しく(?!)屏風のぞきがイケメン。お雛さんの化粧がもっと良くなるといいね。「おまけのこ」は鳴家の大冒険の方が気になって、事件が全然頭の中に入ってこなかった(ひどい
    「動く影」で知り合った友達と再会してたらいいなあ。

  • まあ時間のある時にハラハラせず読むことができるのが良いな。寝る前の睡眠導入剤みたいな本だ。

  • 安定のしゃばけシリーズ。今回も、ほっこり、ゆったり、難しいことを考えずにゆっくり読めるところが良い。本書ではいろいろな「妖(あやかし)」が騒動を起こすのだけれど、この妖を生んでいるのは実は人間なのではないか。今年も〇〇ハラとか格差とか飢餓とか気候変動とか忖度とか後ろからタックルとか贈収賄とか、いろいろな妖が跋扈したなあと。そんなふうに考えると楽しめないなあ。

  • 鳴家が可愛かった。

  • 「畳紙」が印象的でした。屏風覗きの一言一言が身に沁みますね。このあとどうなったかな?シリーズの続きで彼女がどう変わったかがわかるといいなと思います。でも、この本では何より表題作でしょう!鳴家の冒険。もう、可愛いのなんのって。うちの子だとあれでわかる若だんなのすごさ、そして安心しきって袖の中で花林糖をかじって眠る鳴家にちょっとほろっとしてしまったほどでした。続きも楽しみです。

  • 家鳴り可愛すぎかっ!!
    屏風のぞきいい男すぎかっ!!
    思わず突っ込みたくなる愛しさ全開の4巻でした。ごちそうさまです。

  • 安定の面白さ

  •  表題作「おまけのこ」がとにかく可愛かったです。
     やなりの目線パートも面白かったし、若だんなパートでやなりが「うちの子」連呼されてたのもツボでした。やなりが最後安心して寝付くまで、きゅんきゅんしながら読みました。
     他の短編では、「こわい」は切なすぎて、あんまり好きになれなかったです。生まれながらに仏様にも嫌われるって救いが無さすぎます……。
     「ありんすこく」は以前のしゃばけシリーズのあとがきで予告されていた「吉原の女人と若だんなが駆け落ちする話」でした。まさかこんなに色恋関係ないお話とは……。楽しみにしていたのに。でもこれもすごく若だんならしいです。若だんなってそろそろ結婚適齢期みたいなのに、こんなんじゃ先が心配です。いつかちゃんと色恋沙汰のストーリーがよみたいな。できれば長編のハッピーエンドを望みます。
     「動く影」は「われ」と子供言葉(なのかな?)で頑張る幼い若だんなが可愛かったです。
     「畳紙」は江戸情緒溢れつつ、お雛ちゃんの悩みになんとなく現代的な精神構造を感じました。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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