すえずえ (新潮文庫)

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著者 : 畠中恵
  • 新潮社 (2016年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461342

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すえずえ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 貧乏神のエピソードがわりと好きかも。
    和菓子が相変わらずな栄吉さんと体調が相変わらずな若旦那に許嫁ができるとはねぇ…。
    うっかりさっくりあの世に行かずにがんばってほしいです若旦那!

  • いつもながら、やなりたちが本当にかわいいので数匹ならほしきなと思います


    仁吉さんが若だんなを待ち続けると決意したのは実はすごいことなのでは?と思ったけれど、おぎんさんが伊三郎さんと結婚した時点で気持ちに整理をつけたということなのかな。
    文庫で読み進めているので今回初読、許嫁も含めて、嬉しい展開で安心した。

  • 裏切らない安定感。『鹿の王』で疲れて、これを読みたくなった。なんにも変わらないけど、それがいい。このシリーズの魅力をここへ来て認識しました。
    しかも今回は、シリーズ長期化の環境が整った!?
    また心が疲れたら、買い求めそうです。

  • 2014.7、栄吉の来年、寛朝の明日、おたえのとこしえ、仁吉と佐助の千年、妖達の来月。妖達と遊べる許嫁の於りんちゃん。

    楽しい時にも終わりが来る。すえずえと言うと永遠のようだけれど、未来を考える時間スケールの違いが際立つ。

  • 「江戸を舞台にしたファンタジー小説」という新しいジャンルを提示してくれた、畠中恵。
    その『しゃばけ』シリーズ、第13弾の文庫版です。
    年一作品のペースで発表、文庫化されているので、ここ何年かは、このシリーズを読むことが自分自身の年中行事のようになっています。
    江戸の通町にある廻船問屋兼薬種問屋の大店、長崎屋。
    その一人息子である「若だんな」が、今回も主人公です。
    病弱ですぐに寝込んでしまう。
    そんな体質なので、両親も「無理をしないように」と甘やかし、二人の男を世話係の”兄や”として、面倒を見させている。
    しかし実は、若だんなの祖母はその世界では広く知られた、妖(あやかし)界の大物。
    兄やたちも、力の強い妖。
    そのせいもあってか、さまざまな妖たちが若だんなのまわりに集まっている・・・という設定。
    そんな若だんなの近辺で起こる騒動と、その騒動に若だんなたちがどのように対処していくかが、4つの連作短編の形で、描かれています。
    全体を通じてのテーマは、「変化」。
    4作品それぞれの題名には、明日、来年など、時に関する言葉がつけられています。
    両親や兄やたちに守られて、妖たちと仲良く暮らしたい。
    そのような日々を願う若だんなですが、幼なじみの縁談話、さらには自分自身への縁談申込殺到と、「変わらなければいけない」状況が次々とやってきます。
    それらに悩み、対処していく若だんなの姿を読むにつれて、読者も「変わらなければならないのだ」と考えるような内容になっています。
    パターンを守りながらも、変化をつける。
    このシリーズが長く、そして多くの読者に応援されている理由のひとつになっているのかなと、感じました。
    今回の内容を受けてどのように今後、展開していくのか。
    次の作品の文庫化を、楽しみに待ちたいと思います。

  •  このシリーズも最終回が近いのかしら?と思わせるお話が続きます。若だんなの許嫁はやはりと言おうかなんと言おうか、しかし今後どんでん返しがあるかもなぁ……などとも考えつつ、いつもどおり、のんびりゆうるり読める一冊でした。

  • シリーズを通して読んでるので手に取った
    5編からなる短編で構成されるシリーズ13弾

    正直惰性で読んでるシリーズではあったのだが、
    今巻は素直に楽しめた
    若旦那と妖達の今後の関わり方にも触れられていて、
    シリーズの転換点になる巻だったのではないかと思う

    シリーズ物の難しさで、
    進まないとマンネリするし、下手に進むと魅力がなくなる
    この辺のバランスがうまい巻だなと思った

  • ついに若旦那に縁談の話が……! 個人的に若旦那とご縁があればいいなと思っていた人物に白羽の矢が立ったのでガッツポーズ! 栄吉さんもたくさん出てくれて栄吉さんファンの私には楽しい一冊でした。
    どのお話も印象的で好きなのですが、とり立てて猫の踊りが出てくるお話が大好きです。
    (猫絵十兵衛でも猫又の踊りでは手ぬぐいが必須だとお話にあったなぁと、手ぬぐいをつけて踊る猫達がつぶさに浮かんでほっこり)
    ミュージカルはどんな様子だったのかな。気になります!

  • 長崎屋のお金持ちっぷりが発揮されてる。相変わらず病弱な若だんなではあるけれど、頼もしいところが増えている気がする。

  • 久々に読んだしゃばけシリーズ
    兄やん二人は相変わらず若旦那を守るために必死。
    今回は若旦那は上方に旅したり、兄やんたちが留守の間に縁談が持ち込まれたり、相変わらず病弱ながら少し大人になったきた印象

    人である若旦那は妖である兄やんたちより長く生きることはできない。その時、兄やんたち、仲間の妖たちはどうするのか?シリーズもそろそろ終盤なのだなあ。

  • 久しぶりに読んだけど、やっぱり失速してる気がする。
    最初の頃のワクワク感はもうないなぁ。若旦那グダグダしすぎで飽きた。

  • 2016年11月28日購入。

  •  しゃばけシリーズ初の外伝『えどさがし』を挟み、第13作が文庫化された。単行本は第15作まで刊行されており、まだまだ続くと思われる。

     「栄吉の来年」。一太郎の親友にして菓子屋三春屋の長男・栄吉に見合い話が持ち上がる。ところが、事情を探ってみると…。シリーズの王道的内容だが、いつの世も色恋ってやつは。最大の発見は、あの妖を怒らせてはならないってことか。

     「寛朝の明日」。妖封じで名高い広徳寺の寛朝が、小田原まで出張することに。同行したいけどできない一太郎と、現地を繋ぐ手段とは。すげえ、江戸時代なのに通信手段がSFっぽいぞ。江戸にいながら、現地に指示を送るとは。しかし、事態は収拾したものの、一太郎にの負荷は実際に行くより大きそうだ…。

     「おたえの、とこしえ」。長崎屋の主・藤兵衛が不在のため、妻のおたえが来客と対峙する。自分が知る限り、初めてのパターンである。相手の要求とは…。病弱な一太郎自ら大坂に行くのも驚きだが、これまた通信手段がすごい。妖の力を借りたとはいえ、実に先駆的だ。堂島米会所にとってはいい迷惑だが…。

     個人的に一押し「仁吉と佐助の千年」。人間とは違う時間軸を生きる、彼ら妖。いつまでも、このままの暮らしがいいのか? 選択を迫られる2人。一方、2人が不在の頃、一太郎は見合い騒動に巻き込まれ…。妥協というか先送りというか、とにかく当分は続くということだが、意外に大きな変化かもしれない。

     「妖達の来月」。一太郎の離れに入り浸る妖たちの、新しい居場所ができた。ところが、引越し早々に泥棒騒ぎが…。似たような境遇の妖を、前にも読んだ気がする。人間に混じって楽しく暮らせる妖ばかりではない。最後にしんみりとする一編。

     しつこいようだが、僕はシリーズの熱心なファンではないけど、シリーズの幕引きについては気にしていた。外伝『えどさがし』の、明治を舞台にした表題作。そして今作は、各編タイトルにすべて時間を表す言葉が入っており、中でも「仁吉と佐助の千年」は、畠中恵さんご自身が、幕引きを意識し始めたのかと勘繰った。

     シリーズ刊行15周年を迎えたそうだが、作中の世界での経過時間はどのくらいなのだろう。一太郎の周囲でも、それなりの変化は起きている。一太郎自身、忸怩たる思いもあるのではないか。当面は文庫で追いかけよう。

  • 文庫でどこまで読んだのか忘れてしまったので、とりあえず最新っぽいものを買った。

    短編だし多少あいだを飛ばして読んでもいいかなと思っていたけど、次からそうもいかなくなりそう…?という感じ。
    仁吉・佐助はやっぱり恰好いいなあ

  • 2017/2/10
    最近★4ばっかりで煮え切らないなぁ。
    これはたぶん本のせいじゃなく私の問題。
    楽しめる人でありたいのに。
    若旦那、お元気そうで何よりです。
    悲しいことが何も起こらないといい。

  • それぞれの立場から、彼らの行く末について考えさせる話。

    一太郎に関しては結構前からこの悩みで話が進んでない気がしますが。。

    一太郎が上方に行くという一大イベントがあったのに、手紙という形で割愛されているのにびっくり。
    まぁやり出したらこの一冊には治らないかもしれないですが。
    それならそれで長編として読んでも楽しかったかなぁ、と思いました。

    今回、不思議の人、母おたえさんの話が入っていて嬉しかったです。
    妖に囲まれて育った一太郎も不思議な立ち位置ですけど、妖とのハーフであるおたえさん目線も不思議な事になってると思うので、もっとおたえさんの話を読んでみたいです。

  • 栄吉の見合いに、若旦那の許嫁?
    みんな少しずつ大人になってきて、先のことを考えると今のままずっと妖したちと楽しくは過ごせない。
    そんなことを考える。
    最後は少し寂しさの残るお話でした。

    巻末には東海道中しゃばけ旅(対談)付き。

  • しゃばけシリーズ。
    今回は、若だんなが旅に出たり、縁談が舞い込んだりして、今までとは違う騒動が起こる。
    離れで妖怪たちと暮らしているが、嫁を迎えればそれもできなくなる。
    将来のことを考えていく転機にもなるストーリーが展開される。
    今回は妖怪たちが結構出張っていて、色々面白い。

  • しゃばけシリーズは落ち着くなあ。和む。

  • お正月の空気が残る中、しゃばけシリーズの新刊(文庫版)を読むのは至福。

    今回は、安楽イス探偵ならぬ、お布団の中の探偵の若旦那。
    お布団で寝ることすら、おおごとになってしまうという安定感抜群の落ちに、にやり。

    戸塚宿での、猫又たちの手ぬぐいをかぶっての”猫じゃ猫じゃ”踊りって、楽しそう。

  • 久しぶりのしゃばけシリーズです。
    いつもほっこりとした感じにさせてくれるのが好きです。
    今回はなんだか、シリーズ終盤を思わせるような展開で少しさみしいような感じもしましたが、そんなことも我関せずな感じの妖たちの無邪気さが何ともよかったです。
    面白かったです。

  • しゃばけシリーズは安定した面白さとほっこりさです。
    今回はお嫁さん探しから、若旦那のお嫁さんって
    どんな人なんだろうと思っていたら、納得でした。
    最後のお話は悲しく寂しいお話でした。
    それでもまだ温かさがあるのが、しゃばけシリーズのいいところですね。

  • しゃ化けシリーズ。
    このシリーズもそろそろ終わりに近づいてきたのかな。

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すえずえ (新潮文庫)の作品紹介

若だんなの許嫁が、ついに決まる!? 幼なじみの栄吉の恋に、長崎屋の危機……騒動を経て次第に将来を意識しはじめる若だんな。そんな中、仁吉と佐助は、若だんなの嫁取りを心配した祖母のおぎん様から重大な決断を迫られる。千年以上生きる妖に比べ、人の寿命は短い。ずっと一緒にいるために皆が出した結論は。謎解きもたっぷり、一太郎と妖たちの新たな未来が開けるシリーズ第13弾。

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