信長 (新潮文庫 あ 39-2)

著者 :
  • 新潮社
3.21
  • (8)
  • (12)
  • (26)
  • (4)
  • (6)
本棚登録 : 156
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (567ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101482125

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 筆者が「織田信長はこういう人!」と勝手に決めて「そうに違いない!」「理由は海外の古典的偉人伝〇〇の△△!」と断言しまくる550ページ近くもあるウザい本だった。
    筆者の信長像にそぐわない文献の記述や意見は「自分はそうは思わない!」の一刀両断で他の意見等を検討したように見えないし、多くの有名な海外の古典的偉人伝から都合の良い部分だけ虫食いのようにやたらと引用するのは虎の威を借るキツネのよう。
    信長さん以上に筆者が出しゃばり過ぎていて読み物として面白くないし、海外古典を論拠にいろいろ言われても正直言って説得力に欠ける。飲み会でこういう自分の意見だけを滔滔と一方的に教えてやる風に披露するオジィさんっているよな~って感じで、読んでいてしんどい本でした。

  • モンテーニュ、ナポレオン、スタンダール、等々がなぜか出てきて、それが少しの量ではなく、さらにそれについての解説があるのに信長公記等は原文が多く、何の本を読んでいるのかわからなくなったので最速で読み終わった。

  • 難しかった
    例えや考え方がひねくり回し過ぎなのか
    知識がなさすぎなのか・・・

著者プロフィール

1930年東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。文芸評論家。60年に評論「小林秀雄」で第3回群像新人文学賞受賞。90年に『人生の検証』で第1回伊藤整賞を、96年に『信長』で第49野間文芸賞と第50回毎日出版文化賞を、2003年に『神経と夢想 私の「罪と罰」』で和辻哲郎文化賞を受賞。著書『舗石の思想』『知られざる炎』『内部の人間の犯罪』(ともに講談社文芸文庫)、『歩行者の夢想』(學藝書林)、『内的な理由』(構想社)、『信長 秀吉 家康』(廣済堂出版)、『信長と日本人』(飛鳥新社)、『忠臣蔵』(新潮社)ほか。

「2014年 『「死」を前に書く、ということ 「生」の日ばかり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

秋山駿の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
遠藤 周作
夏目漱石
梶井基次郎
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×