かおばな剣士妖夏伝: 人の恋路を邪魔する怨霊 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 55
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800165

作品紹介・あらすじ

変化朝顔、隠密集団に猫マタ&しゃべる象も!? 将軍吉宗の治世に、突如起こったバイオテロ!? 田沼家子息・意次を助けた剣士桜井右京。それをきっかけに意次の姉・美也と恋に落ち、将軍家の騒動に巻き込まれ、テロの主犯探しから、怨霊退治までするハメに……。母・茅野に尻を叩かれながら、右京は怒涛の大活躍……が果たしてできるのか。新感覚の痛快ブッ飛びEDOアクションがここにある! 『かおばな憑依帖』増補!改題。

感想・レビュー・書評

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  • なんか思ってたのと違ったσ(^_^;)猫又やしゃべる象が出てくるってあらすじだったので、もっと軽いおちゃらけたお話かと思いきや…結構がっつりと、斬り合いやら怨霊やら生霊やら毒殺やらが絡み合うちょっと重たいお話でした。 最後はちょっと笑えたけど、読むのはちょっと疲れたかな。いまのわたしの状況には辛かったかな…

  • ”かおばな剣士妖夏伝―人の恋路を邪魔する怨霊―”三國青葉著 新潮文庫nex(2014/10発売)
    (イラスト:染谷かおり。2012/11発売 新潮社”かおばな憑依帖”の文庫版。)

    ・・・将軍吉宗の治世に、突如起こったバイオテロ!? 田沼家子息・龍助を助けた剣士桜井右京。それをきっかけに龍助の姉・美也と恋に落ち、将軍家の騒動に巻き込まれ、テロの主犯探しから、怨霊退治までするハメに......。母・茅野に尻を叩かれながら、右京は怒濤の大活躍......が果たしてできるのか。新感覚の痛快ブッ飛びEDOアクションがここにある!(公式サイトより)

    ・・・怨霊!と聞くだけでかなり胡散臭い外れの予感がしたのですが、
    予想外の面白さでした。
    丁寧な剣劇描写、柳生との因縁などあらすじ外の要素も盛りだくさん。
    痛快な一冊でした。

  • Tさんのお勧め。

    うーん、直前に読んだ「石燕妖怪戯画」よりはましかな。
    一応、顔の見分けはつく少女マンガというか。

    しかし、てんこ盛り過ぎ。
    将軍様にお庭番、美剣士に美女、一目ぼれに大量殺りく、京への旅、怨霊に生霊、猫又に象、あげくのはては柳生十兵衛と忙しすぎる。

    せめて、2、3作に分けて書いた方が、
    趣があったのでは。

  • 道場の跡取りである右京は、剣の腕前も達者で役者と見紛うほどの美男だが、
    女遊びがひどくいつもブラブラしてばかり
    そんな奔放に暮らしている右京だがしかし、唯一母にだけは頭が上がらないのであった…
    平凡に過ぎ行くかと思われた親子の日常は、
    とある人物を助けたところから大きく変わり始め
    やがて江戸を騒がす怨霊の事件と関わることになっていく——


    ***


    良くも悪くも淡々とした文章だった
    時代モノだとこの淡白さが丁度いいのかも知れないけど、
    人物の内面を語るところまでが何だか第三者の感想文のようで
    ともすれば舞台の上で役者が演じているような、そんな印象を持つ
    ゆえに登場人物たちも人柄にあまり深く入り込むことが出来ず
    さらーっと読めてしまう

    ちょっとばたばたするだけの話かと思いきや
    武家同士のいざこざに関わる怨霊なども出て来て賑やか
    少しネタバレになるけれど、怨霊がリアルというか
    人間っぽく身近にありすぎて
    なんだろう…有り難み?畏れ?そういうものは感じられないかも知れない

  • 強い女子と尻にしかれる男子は、それだけで美味しい。

    日本史が苦手なので、登場人物の(特に怨霊の)関係を把握するのに時間がかかって中盤まではちんぷんかんぷんだったけど、ストーリーに引き込まれて一気読みしました。

    茅野ママ、カッコイイ!

    右京が本懐を遂げるのはいつになるのか……。
    明るい悩みを抱える美男子の負けられない戦いの日々を思うと、ご飯もすすむというものです。

  • 変化朝顔、隠密集団に猫マタ&しゃべる象も!? 将軍吉宗の治世に、突如起こったバイオテロ!? 田沼家子息・意次を助けた剣士桜井右京。それをきっかけに意次の姉・美也と恋に落ち、将軍家の騒動に巻き込まれ、テロの主犯探しから、怨霊退治までするハメに……。母・茅野に尻を叩かれながら、右京は怒涛の大活躍……が果たしてできるのか。新感覚の痛快ブッ飛びEDOアクションがここにある! 『かおばな憑依帖』増補!改題。

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。お茶の水女子大学大学院理学研究科修士課程修了。2012年「朝の容花」で第24回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、『かおばな憑依帖』と改題してデビュー(文庫で『かおばな剣士妖夏伝 人の恋路を邪魔する怨霊』に改題)。幽霊が見える兄と聞こえる妹の話を描いた『損料屋見鬼控え』は霊感のある兄妹の姿が感動を呼んで話題になった。その他の著書に『忍びのかすていら』『学園ゴーストバスターズ』『学園ゴーストバスターズ 夏のおもいで』『黒猫の夜におやすみ 神戸元町レンタルキャット事件帖』 『心花堂手習ごよみ』などがある。

「2023年 『福猫屋 お佐和のねこわずらい(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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