ケーキ王子の名推理6 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 761
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101802299

作品紹介・あらすじ

ケーキの橋をふたりで歩こう。代官山のお洒落なカフェで、未羽は颯人から少し早いクリスマスプレゼントを貰う。うきうきで開けると、出てきたのはイブまでのカレンダー。「アドベントカレンダーだ」って、何それ? 二人のイブ、親友の初恋、謎を呼ぶパンケーキ……。そして、颯人は世界一の夢に向かい国際コンクールの代表選に出場。未羽にも思いがけない転機が訪れ──! 尊い二人の青春スペシャリテ第6弾。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の颯人君が笑ってる!

    颯人の推理はだいぶ減ってきて、今回は1つ謎解きをしていましたが。高校生の博学振りに驚きです。

    2人の恋愛も順調で、それぞれが夢に向かって真摯に向き合う様子はとても眩しいです。
    パンケーキ美味しそうですね。

  • ☆4
    シリーズ6作目

    推理をする場面が減ってきたなぁとは思うのですが、本作も楽しく読ませて頂きました。
    未羽と颯人の関係はもちろん、本作では葵と漣のお話がとっても良かったです♡

    そろそろシリーズも完結に近付いてきているのが少し寂しいですが、次巻も楽しみにしております!

  • やっと恋人らしくなったね
    でもやっぱり恋人がしっかりとした夢を持ってたら不安になるよね
    でも中々言い出せないし
    でも何時もやってたSNSでのバズりがきっかけを作ってくれた
    颯人からも初めて「凄い」って言われたらやる気になるよね
    まだまだ始まったばかりて挫けそうなこともあるし、夢みたいに嬉しいこともあるだろうけど二人には頑張ってもらいたいなぁ〜

  • 恋人になった颯人と未羽のやりとりが微笑ましくて、頬が緩む。今までは颯人の夢を応援するだけだった未羽も、自分の将来を見据え始めた巻。葵と漣の関係の進展も、別エピソードで進んでいて読み応えのある一冊だった。

  • パティシエとして既に相当な実力を持ち、夢に向かって一直線に進む颯人に対し、まだ将来もやりたいことも曖昧だった未羽。彼女がその差に焦り、自分の目標を見つける展開はとても良かった。彼女の食レポが優れていることはここまで読んできた読者なら誰もがわかっているはずで、説得力がある。男の子に守られてばかりではないところも現代的で、対等に並んで歩くと颯人から言ってくれる展開も良かった。
    ストーリーは全体的に大変良いだけに、細部の言葉遣いが若干気になる。イルミネーションをイルミと略すのはすっかり市民権を得たようだが、口語(セリフ)ならともかくとして地の文で使われると違和感がある。ゾルディック家の長男かよ。他にも、地の文を完全な一人称にしていないのであれば使わないで欲しい表現が散見された。
    それから、因縁のカリスマフランス人パティシエが突然やってきてコンクールの作品を見たいと言う場面。自分が評価しないからといっていきなり壊すという描写はやりすぎではないだろうか……下手したら犯罪だし、カリスマではなくただの自己中で横暴な人に思える。「失敗を見抜き、評価しなかった」彼のプロとしてのレベルの高さと厳しさ、評価に値しない者への冷酷さなどを伝えたいのかもしれないが、それならもっと他に表現のしようがあったのではないか。
    せっかくストーリーやお菓子の描写が良いのにこういう細部のせいで安っぽくなってしまっている部分があり残念だ。

  • 新たな展開を迎え、ワクワクがとまりません。進路、つらい思いもするかもしれませんが応援したいです

  • だんだん巻を重ねるにつれて間延びがして面白さ△。次で終わりかな。

  • 未羽はポカポカしたいいこだなぁ。冷酷王子の颯斗が溶かされちゃうのもわかる。

  • 未羽の食レポが形になりそうなのが良かった.相変わらずケーキが特に今回はパンケーキが美味しそうだった.

  • 続刊が出ていることに気づき購入。
    当初の推理系はあまり描かれなくなっているので悩んだけれど、続きものって知りたくなる。笑

    高校生の2人なのに、お互いの将来を見据え、しっかり考え、行動に移して行く。眩く、羨ましく、微笑ましい。
    ケーキがいつも美味しそう。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。『Astral』(電撃文庫)でデビューし、ライトノベル、一般文芸などジャンルを超えて幅広く活躍。第3回京都本大賞受賞作『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社文庫)はミリオンセラーとなり話題を集めた。他の著書に『君にさよならを言わない』(宝島社文庫)、『ケーキ王子の名推理』(新潮文庫)などがある。

「2021年 『100万回生きたきみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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