今夜は、鍋。:温かな食卓を囲む7つの物語 (新潮文庫 し 21-107)
- 新潮社 (2023年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101802770
作品紹介・あらすじ
心にじんわりと沁み込む、あったか鍋を召し上がれ。今夜は、鍋にしよう。外は冷える。スーパーで好きな具材を買いこんで、飲みものも忘れずに。少しのわだかまりを抱える恋人たちも、久しぶりに会う友人たちも、人生の節目を迎える家族も……温かな湯気立つ食卓を囲めば、今宵は特別な夜。どんな食材も鍋に入れば絶品に。美味しい鍋と、楽しいおしゃべり、至福の時間のはじまり。人気作家たちによる“鍋を囲むひととき”を描く、七篇。
感想・レビュー・書評
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鍋料理を食べたくなります。
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読み終わるころには
鍋の季節でなくなってたw
どれも読みやすくて
ミステリーの要素もあって
面白かった -
表紙が可愛くて、読んでみたくなりました。
「四人いるから火鍋にしましょう」「初鍋ジンクス」が面白かった。
短編だからこそ、という感じがよき。
最後は「鍋セット」を読んで、じんわりと温まりました。ごちそうさまでした。 -
全体的によかった。
1話目の角田光代さんの作品が一番好き。
ずっと読んでたかった。
冬はやっぱり鍋だね -
冬といったら鍋だよね。短いけど角田さんがやはり好き
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「合作、冬の餃子鍋/角田光代」
「四人いるから火鍋にしましょう/青木祐子」
「初鍋ジンクス/清水朔」
「両想い鍋パーティー事件/友井羊」
「できない君と牡蠣を食べる/額賀澪」
「やみ鍋/織守きょうや」
「鍋セット/角田光代」
鍋をテーマにした7話収録の短編集。
お鍋のような温かい物語だけではなく、ホラー、ミステリ、ファンタジーとジャンルは様々。
「両想い鍋パーティー事件」では、まんまと騙され、「やみ鍋」はゾッとする。
お気に入りは角田さんの二篇。
ラストの話は母と娘の会話にリアリティを感じ自分の経験を思い出しちょっとウルウル。 -
鍋をテーマに話が無限に広がる短編集。
お鍋一つでここまで話を広げれるのが本当にすごいです。
個人的に面白かったのは、初鍋ジンクス(清水 朔)の世界観がとても好きでした。
鍋視点の話の展開、お鍋の物語を楽しめます。
もう一つは、両思い鍋パーティー事件(友井 羊)
謎解きができる感じが良きでした。改めて考えると疑問に感じる点もあったのに、違和感が少なく読めるのが面白かったです。
そのほかの作品も人によってここまでお鍋の世界が広がるのが知れてよかったです。
人って一つのことしか考えられない凝り固まった頭になっているのかも知れません。
とにかく新しい発見があって面白かった。 -
感想
すき焼き。早く家に帰ろう。ちょっと気まずいけど、ケーキでも買って帰ろうかな。お腹いっぱいで食べられないかもしれない。でも。喜ばせたい。