モルグ街の殺人事件 (新潮文庫 ホ 1-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102028025

感想・レビュー・書評

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  • ポー映画上映ということでこの機会に読了。
    モルグ街など有名なものは何度目かの再読。

    ドイルなど後世に与えた影響を改めて深く感じた。
    「モルグ街」「盗まれた手紙」はそっくりですね。

    「マリー・ロジェ」は実際の事件ということで、時代背景や試みが興味深かった。

    「落とし穴と振り子」「早すぎる埋葬」などの恐怖小説は…怖かった…。
    最後には一種のカタルシスが感じられた。

    他の作品も順次読破中。

  • はい、江戸川乱歩の筆名の元ネタの方ですね。

    ポーさん、詩で有名ですが、短編小説も書いてます。
    ジャンルはミステリ(探偵モノ含む)系、恐怖系です。

    この短編集では、探偵小説ではホームズ、ポワロなどの先輩にあたるデュパンさんの全事件(モルグ街の殺人事件、マリー・ロジェエの怪事件、盗まれた手紙)が掲載されています。

    何で先輩とか書いたかというと、登場人物であるデュパンと私の関係が、ホームズとワトソンを彷彿とさせるから。
    パクリじゃないよ!と強調しておきます。

    いやー、久々に読んだけどやっぱり凄い。リアルかつ精密な情景描写が。殺人現場が頭の中にそのまま再現される感じ。

    そして非常に論理的に展開されていく名推理。
    この人学者になれるんじゃないか?という位理路整然としています。

    まあマリーロジェエのだけちょいと釈然としない理論展開しますがね。理由は後書き読んで下さい。

    ちなみに、モルグ街は初見だと犯人分かった時にキバヤシ状態になります。良い意味で。
    てか初見だった当時の私はなりました。

    あとの二つは恐怖系。こちらも描写が細かく、エグくて怖い。

    何ていうか、暗闇の表現が怖いんですよ。
    作者が「闇=死」という考えを持っているみたいで、実際にその闇にぶち込まれてる様な恐怖を味わえます。

    乱歩好きは恐怖系、本格ミステリ好きはデュパンの話を読んで楽しんでみてはいかがでしょうか?

    評価は文句なしの5です。

  • 色褪せない名訳です。

  • 明智小五郎にネタバレされたわ。もともと有名なネタだけど。
    世界初の名探偵C.オーギュスト・デュパンが活躍する探偵小説が三編。
    恐怖ものの小説が二編。個人的には後者も好き。

  • ミステリーの父ポーはやっぱり偉大です。
    とりあえずデュパンかっこいい!
    安楽椅子探偵の元祖。
    ホームズもかっこいいけれど、デュパンもいいよ。
    「モルグ街の殺人」はいろんな意味ですごい。
    けど犯人の推理は絶対できん!

  • 落穴と振子

著者プロフィール

(1809年〜1849年)アメリカの作家、詩人。推理小説の祖とも言われる。主な作品に「アッシャー家の崩壊」、「黄金虫」、詩集『大鴉』など。

「2020年 『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】 ゴッサムの街と人々 他』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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