劇場

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102130223

感想・レビュー・書評

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  • B-5-12 龍口直太郎訳

  • 2006くらいに映画になってる。
    積読

  • モームの長編を読むのは「お菓子と麦酒」に次いで2作目。

    「自分は裏表がない」、と思っている人間は、単に自分を知らないだけだと思う。誰もが「こう見られたい」という自分を、TPOに合わせて多少なりとも演技してるんじゃないだろうか?
    それが、稀代の名女優だったらどうなるだろう?というのがこの物語。
    貞節な妻、子供を溺愛する母、物分りの良い恋人、そして人懐こい天才女優…つまり完璧な女性を演じる主人公の舞台裏ともいえる本心の部分を知るのは読者だけ。
    「お菓子と麦酒」もそうでしたが、モームのお話は出てくる人物という人物、みな俗物です。それが、ガッカリでもあるしウンザリでもあるけれど、反面nobody's perfect的に何とはなしに安心したりもします。
    そして、読後にはビフテキ&ビールがやりたくて仕方なくなります(笑)食えない女だけど憎めない、そんなジュリアに乾杯したい。
    ちなみに、映画化したそうです。「Being Julia」、邦題「華麗なる恋の舞台で」。

  • 素晴らしい。感情の拾い方はもちろん、演技に昇華していく流れは文句なし。久々にこの方のを読んだけど、やっぱり完成度高い。

  • 類い稀な才能を持つ舞台女優ジュリア。彼女は息子くらいの年のトムと恋に落ちる。しかし最初は彼女のファンだったトムと、いつしか力関係が逆転していく。
    本書を映画化した「華麗なる恋の舞台で」のCMをテレビで見て、筋が気になって購入した。映画は未見。「月と六ペンス」が部屋のどこかに積まれたまま未読なので、これが初めて読んだサマセット・モームになる。ジュリアの半生が語られるところは少し冗長に感じたが、全体的に面白く読めた。人生に対して常に積極的なジュリアがとても魅力溢れている。最後の劇は是非作中で描写して欲しかったので、その点だけ残念。これはやはり映画を見るしかないか。

  • 映画をみて原作を読んだが、古めかしい通俗小説という感じ。これは映画の方が面白い。

  • 映画の予告を観て、ちょっと面白そうだと思ってましたが、微妙でした・・・残念!

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