- Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102161180
感想・レビュー・書評
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どうしても欲しい高価なネックレスを手に入れるための、見事な策略を成功させた人妻を描く「割勘で安あがり」、夕刻車で友人宅へ向う途中に追跡車に気づき、必死で逃げる女性の恐怖とその意外な結末「高速道路の殺人鬼」、四通りの全く違う結末が用意され、読者が好きなものを選べる「焼き加減はお好みで…」など、いずれも奇想天外なアイディアと斬新な趣向を凝らした十二編を収録する。
原題:Twelve red herrings
(1994年)
— 目次 —
試行錯誤
割勘で安あがり
ギダー・モーティマーの右腕
バクダッドで足止め
海峡トンネル・ミステリー
シューシャイン・ボーイ
後悔はさせない
高速道路の殺人鬼
非売品
TIMEO DANAOS
眼には眼を
焼き加減はお好みで…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
刊行当時は「だまし絵」の邦題で納得されていたのかなぁ。
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「高速道路の殺人鬼」と「眼には眼を」が出色の出来。
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読んでる過程は面白くてどんな結末なんだろう、とサクサク読めるけど結末はがっかり。焼き加減…は、四通りの結末があって結末はパッとしないけど、楽しい試みだと思った。
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お勧めです。
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今回の短編はこれまでの12編のお話より、物語性が高く落ちもストンと分かり易いものでした。
最後のお話の「焼き加減はお好みで」は結末を読者に委ねるもので、全部読んでしまいましたが、確かに焼き加減で味が違うものが賞味できました。 -
あんまり記憶に残らなかった
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ジェフリー・アーチャーを読むのはこの短編集が初めてだったが、なかなか面白かった。
個人的には『試行錯誤』『割勘で安あがり』『バグダッドで足止め』『非売品』が好き。
特に『バグダッド~』は手に汗握る展開にひやひやした。 -
ジェフリー・アーチャーは短編集と長編を交互に発表していますが、短編集の中でも「12枚のだまし絵」「12の意外な結末」「12本の毒矢」の3冊は着想も構成も非常に良くできており、おすすめの短編集です。