剣より強し(上): クリフトン年代記 第5部 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102161418

作品紹介・あらすじ

客船<バッキンガム>爆破事件の後、ハリーはシベリア強制収容所に幽閉されている一人のロシア人を救出する決意を固める。その男ババコフはかつてスターリンの専属通訳を務め、内幕を暴露した本を著して逮捕されていた。セバスティアンの恋とビジネスに迫る危機、ジャイルズを襲う予期せぬ不祥事、そしてエマを待ち受ける陰謀……一寸先に闇が訪れ、息つく暇も与えぬシリーズ第5部。

感想・レビュー・書評

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  • セドリックの死、セブとサムの破局、ジャイルズの選挙敗北

  • 仕掛けられた爆弾が、爆発して前巻が終わった。

  • 面白くて面白くて、早く読みたくて読みたくて、たまらない。会社の戦略とか?、いやな奴をどうやってやりこめるんだろう、って、やりこめた時は、それはそれは爽快!ストレス発散。最高です。

  • ソ連が葬り去ったババコフの著書のありかを知ったハリーは、モスクワに向かう。だが、そこに待ち受けていたのは異常極まりない国家の罠だった。一方、エマは宿敵と法廷で対峙することになり…。

    J.アーチャーの70歳を超えてもこのストーリーテラーぶりには感心するけれど、いまどきソ連の話をされても…。何だか登場人物たちの魅力が薄れていくような気がした。
    (C)

  • 卑劣な行動に出た者が悪事をばらされてコテンパンにやられるのが気持ちいいものですが、なかなかスンナリとはやっつけられないところが次の作品へと期待を持たせるのに役立っていますね。早く読みたい次の作品が!

  • イギリスの田舎の一族を描く年代記の9巻目で第5部の上巻。

    時代は1964年から70年。
    マルティネスの陰謀の失敗と退場、ジャイルズの不倫と落選、セブの退職と失恋など盛りだくさんですが、メインはハリーのソビエトに不当逮捕されシベリア送りにされた作家の救出活動がスパイ小説っぽくて面白いです。
    ヴァージニアやフィッシャーという相変わらずお馬鹿な悪役コンビに、スローンやメラーという実業家が加わって暗躍して、エマやジャイルズやセブを苦しめますが、軽くあしらわれているようにも思います。
    ただジャイルズが仕事や妻をなくして、ハリーを羨んだりしているのがいやな展開の布石のようにも思えます。
    それにしても、てんこ盛りの割には空きさせないストーリー展開はさすがです。
    実は、1年に1部(上下巻)しか出ないので、しばらく積読状態だったのですが6部が早々に発刊されたので、あわてて読み始めました。
    当然、下巻以降も期待してます。

  • 上巻は読破。下巻を再度借りたかったが次の予約希望が入っており断念、次の貸し出しチャンスを狙う。

  • 育児の合間に読了。中断しがたい面白さ。下巻を一刻も早く読みたくなる。
    セブもジャイルズも、男の人って、と思うところが多々ある(ハリーは極めて稀なのかな)。でも上巻最後のジャイルズはかっこいい。今の世の中は簡単に嘘をつきすぎているのかもしれない。

  • いやあ、結構展開が早い。 セバスティアンが、結婚したいと思っていた人があっという間に前から消えた。 その後、叔父であるジャイルスに魔の手が伸び、議員落選の憂き目に。その後ハリーがロシアに本を取り返しに行こうとするが果たして。
    下巻に続く。
    息注ぐ暇も無く次へ!

  • クリフトン年代記 第5部
    スターリンの内幕を暴露した本を出版しようとしたシベリア強制収容所に幽閉されている一人のロシア人作家を、ハリーが救出しようとするストーリがメインだと思うが、妻 エマ、義兄のジャイルズ、息子のセバスティアンそれぞれに危機が迫る。

    感想は下巻にて

  • レビューは下巻にて。

  • 下巻読了後、感想

  • ジェフリー・アーチャーの剣より強しを読みました。
    クリフトン年代記と題されたシリーズの5巻目でした。

    著名な小説家ハリー・クリフトンとバリントン海運会長のエマ・クリフトンの夫婦、そしてその息子のセバスチャンが主人公の物語です。
    そして、主人公たちと敵対する姦婦ヴァージニア、暗黒街のマルティネス、フィッシャー、スローン、メラーといった悪役との虚々実々の抗争が描かれます。

    この巻でハリーはロシアの反体制作家ババコフの著作を手に入れて全世界で発表しようという行動を開始します。
    その著作を手に入れるためにモスクワに行ったハリーは逮捕されてしまいます。

    主人公側だけでなく、敵役側も登場人物たちがいきいきと描かれていてつい物語に引き込まれてしまいます。

    そして、各巻の最後には主人公側の絶体絶命のピンチが訪れます。
    セバスチャンが交通事故に見せかけて殺されそうになったり、バリントン海運が社運を賭けた客船がIRAに爆破されそうになったり。
    今回も最後にエマのピンチが訪れます。
    早く次の巻が読みたい、と思ってしまいます。

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著者プロフィール

ジェフリー・アーチャー(Jeffrey Howard Archer)
1940年生まれのイギリスの政治家、小説家。一代貴族の貴族院議員。オックスフォード大学卒業後に政治家に。大ロンドン議会議員、庶民院議員(3期)、保守党副幹事長などを歴任したが、 1973年に投資で失敗して財産を全て失ったことを契機に、1974年10月の総選挙時に政界から退いた。
1976年に発表した『百万ドルをとり返せ!』が大ヒットして借金を完済、1985年に政界復帰し党副幹事長を務め貴族院議員に列されたが、偽証罪によって2001年に実刑を受け服役。2003年以降、作家活動を再開した。
代表作に『プリズン・ストーリーズ』、『クリフトン年代記』シリーズなど。

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