魂の重さは何グラム?: 科学を揺るがした7つの実験 (新潮文庫 フ 54-1)
- 新潮社 (2009年3月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102172513
感想・レビュー・書評
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最初は面白かったんだけど、段々飽きてきてしまった。私の小さな理系脳にはお腹いっぱい。
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一つ一つのネタは面白いが読みにくかったので断念。
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けしてトンデモな話ではなく、浮かんでしまった疑問についてまじめに実験、研究を行った科学者と、彼らを取り巻く社会についての話。
実話であります。
これを読むと、実際に実験もせずにありえないという結論を出す怖さがわかりますね。
やはり、科学系の文章ですので、難しく感じるところもありますが、注釈が多いのでゆっくり読み進めていけば、とりあえず、何が問題で何があったかぐらいはわかるかな。(^^; -
魂があるのか無いのか、についての本ではなく、素朴な疑問から出発して、科学界を揺るがすことになる実験を行った科学者たちについての、ちょっと長めのエッセイ集。
全部読んだ訳じゃないけど、まあいいや。また気が向いたら読もう。
魂に重さがあるのか、そもそも魂が存在するのかは、結局わからない。死ぬと、急速に身体から水分が失われたりするのかな。遺体ってかさかさしてるもんな。 -
読む前は、トンデモ科学の本だと誤解していましたが、極めて真面目な本でした。
感じは、アシモフの科学エッセイと似ているかな。
いかに、今考えれば、でたらめな仮説でも、それを実際に証明して否定するというのは、大変なことがよくわかる。そしてまぁ、実際、常識というか感覚とは違う結論が出ることもありますしねぇ。
そして、実験というのは、とても難しいということがよくわかります。
だから、あんまり安易に教室で実験して、実験結果が合わないからと結果をねつ造するような理科の授業をしているとダメだと思います。
理科の実際の勉強と並行して、こういった科学史を教えると良いですよねぇ。多分、理解が進みやすいところもあると思う。
……、でも、学生時代なら、なんで無駄な歴史なんかを理科の時間に勉強するのかと感じたかな?あと、もしかすると、理科の先生のなかに、こういう歴史的な知識や、興味がある人は、少ないのかも。 -
『201212 読みかけ消化月間』
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たくさんの科学者の名前が登場する。アリストテレスからピーター・ヒッグスまでバラエティ豊かだが、個々の話が短く物足りない。紹介本としてはありかと思う。
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なぜか印象が薄い。
ちょっと再読してみたい。 -
表題をみるとなんだが「スピリチュアル」な本かと思うかもしれませんが、面白い科学史の本です。人間が死ぬときに少し軽くなる現象には、体が冷えてゆく際にはたらく気流が関係していること、ガリレオ『新科学対話』の出版経緯、ヤングの波動説とニュートン崇拝者たちの論争、フランクリンとウィルソンによる避雷針論争、近代化学の父、ボイルが公的には批判していた錬金術を自分では行って「賢者の水銀」を探し求めていたこと、生物電気をめぐるカルヴァーニとヴォルタの論争、生命について、機械論と生気論の論争など。最後には「必要な謎」カタログがあり、科学者が受け入れざるをえない、不思議な理論「相対性理論」や「量子力学」について簡単に説明してある。著者の子供のころの実験や父親からのアドヴァイス、同僚との会話など、オージーらしく親しげに書かれていて親近感がわく。