- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102173015
感想・レビュー・書評
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ゆったりと過ごした日の夜、バラの香りのタバコを吸っているような気分になる。
読む時の気分によるが、感傷的な気分の時に読むと、一つ読み終えるごとに目を瞑ってもの思いに耽るほど、甘く物憂い気分になる。
よく言えばたおやかだが、表紙のとおり少し乙女チックすぎるところもある。僕は好きだから、ことあるごとに読み返すが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新潮文庫のハイネ詩集、こんなに可愛いカヴァーになってるんだ、と、ひさしぶりに。ハイネ、ウーラント、アイヒェンドルフ、と、少しだけ詩の読み較べをしました。ハイネの詩は素朴にすぎるか、と思われるときもあるのですが、でもその叙情は素晴らしい。メンデルスゾーンの歌曲で有名な「歌の翼に」なども、殊更に。音楽家がメロディーを作りたくなる詩って、やはり素晴らしいのだと思います。
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ハイネはユダヤ人。ドイツ語を母語とするがフランスで活動。
ナチス時代は当然、禁書とされたが、ローレライだけは作者不詳として残った。そのくらいドイツ人の心には響いていたのだ。 -
090114(m 090708)
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ハイネ君
女々しいぞ
たくましくあれ -
祖国を愛しながら亡命先のパリに客死した薄幸の詩人ハイネ。甘美な歌に放浪者の苦渋がこめられて独特の調ベを奏でる珠玉の詩集。
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オーストリア皇后エリザベートが気味悪いぐらい好きだった詩人の詩集です。確かに好きそうだと思った。私は大して好きではないかもしれない。嫌いじゃないけど。
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詩集ってキャラじゃない。間違いない。
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言葉一つ一つが響くように意味を持っている気がします。
時を経て、遺りつづける詩集。 -
ユダヤ系ドイツ人であるハイネの詩集。