本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102179222
感想・レビュー・書評
-
こういう渇いた感のある小説はほんまジワジワくる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
熱風と渇きを肌に感じるようなノワール小説。家族との暮らしの望むヒットマン、レイ・ラマーの最後の仕事は相棒のミスにより失敗に終わり、窮地に立たされる。かつて、石油採掘で栄華を極め、今は凋落したアメリカの地方都市を舞台に裏切りと復讐、暴力の嵐が吹き荒れる。
ドン・ウインズロウの『犬の力』『フランキー・マシーンの冬』といったノワール小説を彷彿とさせる秀作。
アーバン・ウェイトのデビュー作である『生、なお恐るべし』にも驚かされたが、この作品に漂う独特の雰囲気にも驚かされた。