アトランティスのこころ 上巻 (新潮文庫 キ 3-25)

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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193259

感想・レビュー・書評

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  • この物語の一方の側面は、いわゆる少年の成長の記録である。
    自分なりの行動を起こそうとするも出来なかったボビーが、テッドとの出会いによって大人の価値観や苦悩を知り、内面的な成長を遂げる。

    もう一方の側面は、ダークタワーに繋がる超自然的な力とそれによって人生を狂わされたボビーの物語である。
    下衆男とテッドの"輝き"にボビーの平凡な生活を侵しつつも彼に様々な強さや進言を与え、彼の人生を(良くも悪くも)狂わせていく。

    こうした2つの側面が平凡な母子家庭と田舎町の少年達に見事に絡み合い、どこか不安げながらも美しいキングらしい展開を生み出す。

  • 父親のいない少年と老人の交流
    こういう話に弱いなぁ。。。(泣)

  • ボビー少年とテッド老人の、心温まる話かと思っていた。
    そういう場面もあるが、ちょっと違った。
    ボビー少年の青春の1ページ・・・とでもいうかな。
    スタンドバイミーとかそっちの方が近い感じ。
    でも引き込まれて読んだ。

  •  1本の長編というより、中篇短編の集まりって感じで、結局訳のわからないまま終わる。うん、これがキング初体験だったら、「キングはつまらない」って思うと思う(汗) まぁ、キングには珍しく最後にカタルシスがあるんだけど、なんかそれも無理矢理。うーん、キング、一体どうしたんだぁ!! って作品でした。これじゃ、映画も…だな。

  • 唯一手に取る海外モノ=スティーヴン・キング。そのホラーというかオカルトというか…そっち系ではないお話。たぶん。映画化もされてんね。“黄色いコートの下衆男たち”から逃げてるテッド。テッドとボビーの友情。けっこう入り込むまでに時間がかかった。後半から面白くなってきたんだけど…上巻だけでまとまってない?終わりがちょと切ない。これが下巻にどう繋がっていくかが楽しみ。

  • 9/27開始。タリスマンは中止。1回目読んだ時は何が書いてあるのか意味がつかめなかった。2回目、オムニバス形式というのに気付いた。気付いたところで読みづらいのは変化無し。ボビーの母親は結局レイプされたということでいいんだろうか。

  • 映画にもなった小説。

    いわゆるスティーブンキングの青春系小説。
    スタンドバイミーみたいな感じ。

    でも、こっちのほうが好きだなぁ。

    というのも、キング特有のホラーな感じと
    おもわず微笑んでしまうようなエピソードがからんで、
    絶妙な仕上がりになっているなぁと。

    読んでてすっごい絵が浮かぶ。
    これ、こういう感じで映画になるんだろうな〜って、
    分かるのも素敵。

    小説読みつつ、脳内で映像が流れる…。
    最高です!映画見てぇ〜。

  • 確か映画化されていました。洋画作品はできるだけ原作を読んでみたいと思っていたので買ったのですが、進まない。進まない。
    読み終えてからもなんとなく意味がわからないままでした。私には合わなかったみたいです。

  • 未読

  • ホラーでないキングの作品。
    60年代の精神を描いたと本人が言ってる通り、1960年の11歳の少年から始まって、5つの独立した中・短編が微妙に繋がりあってる形でできていて、それぞれのお話に出てくる60年代に青春を送った
    人々の人生を描いた感じかな〜。
    最初はちょっと「スタンド・バイ・ミー」を連想させる感じ。
    私はこういう郷愁物と言うか、子供の時の話しや学生の時の話しの回想物ってちょっと苦手だったので、最後まで読むのに苦労したし、時間がかかった。
    部分的には面白いと感じる部分や興味や共感を覚える部分もあったものの、ストーリー自体には大きな起伏があったわけではないので、私にとっては半分面白く、半分退屈に思えたりして、途中で読むのを中断して、再開するまでの時間が長くなってしまった。
    読後の一番の感想は、あ〜、やっと終った・・・・。
    でも、感じる事は多かったし、最後まで読んで良かったとは思っている。
    我慢して最後まで読んで良かった。
    最後まで読まないと、わからないって言うか、作者が描きたかった事が入ってこなかったように思う。だけどやっぱり、私にはキングは合わないのかなぁ〜。
    恐怖物は苦手だしね。
    とは言え、ちょっと恐怖物の方を読んでみようかな、なんて思うようになりました。あ〜〜っ、あんまり意味のない感想だなぁ。。。。。。 自分的には星2なんだけど、キングって事で3にしました。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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