小公女 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102214015

感想・レビュー・書評

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  • どんなに貧しくても辛くても創造力とともだちでのり越えていける

  • 父を亡くして孤児になった少女が、生徒だった学園で働きながら暮らしていく様を表現。
    手のひらを返すという用語が、ぴったりの学園の対応。
    逆境にもめげない主人公。
    最後は、父の知人からの遺産の授与で幸せになる物語。

    ps.
    川端靖成が翻訳にかかわっていることを、角川書店版で知りました。

  • 大変な状況に陥ると、どうしても自分のことばかりになってしまいがちだけれど、いつも友達や自分より弱い人たちに対して優しく接するサアラ。

    そんな人間は大人であっても実際にはいないのかもしれないけれど、それならば、尚更この本を読んでほしい。
    心がきれいになる1冊です。

  • 6月:先生の好きな本、オススメ本

  • 内容
    女学校の寄宿舎に入った7歳の愛くるしいサアラは幸福だった。
    それが、父のクルウ大尉の突然の死から悲しい出来事ばかり続いて起る。
    だが彼女はどんなに辛く悲しい目にあっても勇気を失ったり、
    友人達への愛情を忘れたりはしなかった。
    逆境にもめげず明るく強く生きる夢みがちな少女サアラ・クルウの生活を、深い愛情をもって描き、
    全世界の少女に贈る名著である。

  • 秘密の花園とおんなじ作家さんと知った時はただただ尊敬だった。
    こっちは、精神もともとシンデレラだよね。
    清い心の勝利って感じ。

  • 子供のころに児童文学で読み、もちろんアニメも観ていました。
    今、和製版セーラをドラマで観て、改めて子供と一緒に読みたいと思っています。
    どんなにつらい状況でも、めげずに立ち向かっていくセーラ。
    時代や場所が違っても、女の子はみんなプリンセスという母たちの願いは変わらないと思います。そして本当にそうあってほしい。
    今こんな時代だからこそ、多くの少女たちに読んでほしい。

  • 可愛がられて育った夢見がちな少女…ではなく、誠の優しさと強さを持った少女の物語。
    境遇がものすごく変わってしまっても、彼女の強さと正しさに陰りは見えません。

    小学生の頃も、主婦になった今でも、憧れであり理想の女性像です。

  • この本を読んでの感想は、セーラはとても強いと思った。
    まだ小学生ほどの年齢なのに、家族とも離れ
    たったひとりで知らないところで、生活していくのは、
    並大抵の決意じゃできないと思う。
    それなのに頑張って、辛い顔ひとつみせないで
    毎日笑顔で、まわりの人にまでやさしくできるなんて
    きっと心が綺麗なんだとおもった。
    そうして頑張って過ごしていたから、お父さんとも一緒に過ごせるようになって
    幸せになれてよかった。
    最後がハッピーエンドでほんとうによかった。

  • 真の気高さとはどんな人間を相手にしても揺らぐことのない意思なのだと
    子どもながらに惚れ惚れしながら読んだものでした。
    声高に主張するでもなく、卑屈にもならず…

    パン屋さんの前で小銭を拾い、それを女主人に丁寧に届け出るエピソードが
    一番印象に強かった。
    精神性の高さの源はどこから来るのだろう、同じこどもとは思えない、なんて思いながら。


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