トレンチコートに赤い髪 新潮文庫―タルト・ノワール (新潮文庫 ヘ 19-1 Tart Noir)
- 新潮社 (2002年11月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102239216
感想・レビュー・書評
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20110216読了
主人公ロビンがおもしろい。
自分に正直で口が悪いが、直感力も洞察力もあって、赤毛の美人(だと思う)。でもいいところで致命的な失敗をやらかす。
恋愛模様もよかったなー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
35歳のテレビレポーターが遭遇した恐喝事件は、やがてテレビ局全体を巻き込んだ殺人事件に発展していく。
主人公は離婚を前提に旦那と別居中で、その旦那の婚約者は妊娠中で、仕事で大失敗をして表舞台を石持て追われて、アパートの階下の住人には謂れなき迫害を受けて、それでもちょこっとロマンスなんかも進行中で、とキャラ立ちまくり。
周りのキャラも、それぞれ強烈な個性で、読んでいて飽きない。
そのせいかプロットが些か弱く感じられる。犯人の殺人動悸も描写不足で弱いし、クライマックスもいまいち盛り上がり不足。
テレビレポーターという職業をもっと生かして事件解決のために主人公を動かした方が、読んでいてスカッとしたんじゃないかな。
アメリカテレビ界の裏側が垣間見れたのは面白かった。
星の評価はキャラクターと覗き趣味。プロットだけだったら星二つってところか。