オペラ座の怪人 (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 157
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102402115

作品紹介・あらすじ

19世紀末、夜ごと流麗な舞台が繰り広げられるパリの花、オペラ座。その地下深くには奇怪な事件を巻き起こす怪人が棲み着いていると噂されていた。怪人は若く可憐なクリスティーヌに夜毎歌の手ほどきを授けていたが、歌姫に想いを寄せる幼馴染の子爵との仲に嫉妬しクリスティーヌを誘拐。結婚を迫り、拒否すればオペラ座を爆破すると脅すのだった……。ホラー小説の先駆けと名高い世紀の名作。

感想・レビュー・書評

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  • 1909年の大傑作ということだけれど、劇団四季の演目としてしか知らなかったので読んでみた。2022年翻訳の新しいもの。
    旅行でオペラ座に行こうと思っているので、結果読んでおいてとてもよかった!!

    読んでいるとまるで史実?!と思ってしまうような書き方と進行。最初の方は若干入り込むのに時間がかかったけれど、次第に夢中になった。

    老朽化によりシャンデリアが落ちたことや、地下に湖があることは事実のようで、色々調べてみたくもなる作品。屋根の真ん中にあるというアポロンと竪琴は忘れずに見てきたい!

    オペラ座に行くのは貴族に憧れた成金の人たち、その人たちが舞台上を品定めして愛人を探すのがオペラ座、という解説も興味深かった。

  • 名作、面白い!
    ミュージカルであらすじは知っていましたが、小説は、サスペンスあり、オペラ座の怪人の真の姿にせまるストーリー。オペラ座に行った時の記憶を辿りながら読みました。次回は、2階の5番ボックスに行きたい!
    最後の解説も、当時の様子・時代背景がわかって良かったです。

  • せっかくパリにいくので機内で読もうと思って買ったけど、全ての移動で寝れすぎてしまったために全然読み終わらなかった本
    帰国してから面白すぎて速攻読了

    エリックでもラウルでもなく、ダロガ派。
    (エリックかラウルの2択なら即決でラウル)
    ミュージカルを見たことがなく本当に初めて触れるオペラ座の怪人だったので、なんでエリック派がわんさか居るのかよくわからないんだよな、
    最後のダロガによるエリック評「あわれで気の毒なエリック!彼に同情すべきか?それとも呪うべきか?彼はごくふつうの人間になりたかっただけなのに!」がずっと読んでて思ってたことそのまま。その上で拗らせ童貞のボスって感じだよ、エリック。

    ダロガ以外全員の挙動に終始イライラしてたんだけど物語自体は終始面白い
    名作って不思議で、すごいですね

    ちなみに読了後の熱冷めやらぬままミュージカル予約しました

  • 切ないストーリー。オペラ座の怪人はいつも怪人を応援したくなります。
    エリック派かラウル派か、好みが分かれるところじゃないでしょうか。

  • ミュージカルの映画が好きで見直していたら原作が気になって読んでみました。

    違うところも多かったですが、原作の印象的な部分を映像化、ミュージカル化しているのですね。
    怪人が実に悲惨で悲しい人生であり、想像以上の容姿であった様子。
    ラストは映画とは違うが、
    最後まで天国に憧れ、彼女を想っていたであろうことは伝わってきますね。

    解説を読むと実際にあったのではないかと思わせる時代背景があって、読み終わりが豊かになりました。

    読みやすい翻訳でした

  • 2022年11月25日購入。

  • タイトルは知っているが内容をよく知らない作品の一つ。時代背景なども馴染みがないので、読み進めるのに少し苦労したが、あらすじは理解した。改めて再読したいと思っているが、今は星3つ。

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著者プロフィール

Gaston Leroux(1868-1927)
パリ生まれ。「最後の連載小説家」と称されるベル・エポック期の人気作家。大学卒業後弁護士となるが、まもなくジャーナリストに転身。1894年、《ル・マタン》紙に入社し司法記者となり、のちにこの日刊紙の名物記者となる。評判を呼んだ『黄色い部屋の謎』(1907年)を発表した年にル・マタン社を辞し、小説家として独り立ちする。〈ルールタビーユ〉〈シェリ=ビビ〉シリーズの他、『オペラ座の怪人』(1910年)、『バラオー』(1911年)等のヒット作がある。その作品の多くは、演劇、映画、ミュージカル、BDなど、多岐にわたって翻案されている。

「2022年 『シェリ=ビビの最初の冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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